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木曜日は「ふるさとわかやまゲンキ人」
今日は平成27年度わかやまの底力市民提案実施事業」
万葉集を楽しむ「万葉玉手箱」をご紹介しました。
(村瀬先生=左と木綿事務局長=右)
紀伊万葉ネットワーク 代表で
近畿大学名誉教授の村瀬憲夫(むらせのりお)さんと
事務局長の木綿良介(きわたりょうすけ)さんにお話を伺いました。
村瀬先生によると、万葉集は
今から1300年ほど前の人々の歌集で、和歌山には
万葉集に詠まれた歌が100首近くもあり、
ふるさとの大切な歌を楽しんでいただきたいという思いで
「紀伊万葉ネットワーク」が結成されたそうです。
村瀬先生は、
「万葉集というのは、若々しい歌が多く、
お年寄りが歌に詠んでも若々しい。
これを詠まれた地に立って詠むと声に出すと元気が出ます。
それで、多くの方々に共有していただきたいと思っています。」
紀伊万葉ネットワークでは、実際に万葉の地を訪ねて、
そこに立って歌を詠むという活動を大切にされています。
「和歌山には1300年経ってもそのまま残っているところも多く
その前に立って詠(うた)うということは、
歌の理解をより深めてくれると思います。」
紀伊万葉ネットワークは、結成11年目。
今回、「わかやまの底力市民提案実施事業」になっている
「万葉玉手箱」について木綿さんにお聞きしました。
「玉手箱、開けてビックリ!といったように、
参加する人に期待を持っていただきたいと名付けました。」
万葉集という名は知っていても、難しいのでは?
と思われている方に
「もっと易しく親しんでいただけるように」
と取り組んでいる事業です。
具体的には、
「万葉よもやま話」として「万葉集とお酒の話」や「恋愛の話」
「和歌山城で万葉の植物採集」など、
親しみやすく興味深い内容の催しが行われています。

次回は2月27日に「和歌の浦」にスポットを当てた散策を行います。
是非、ご参加くださいね。
そして、今後は、
「万葉かるたを作って、中学生や高校生くらいの皆さんにも
万葉集に親しんでいただこうと、準備会を進めています。」
かつて、19歳で命を落とした悲劇の有間皇子が岩代の海岸で詠んだ歌、
「磐代の浜松が枝を引き結びま幸(さき)くあらばまた還り見む」
この風景は、1300年経った今もあまり変わらず、
その思いを追体験できると村瀬先生は話します。
「玉手箱、色々ありますので、是非開けてみてください。」
皆さんも万葉の世界を少しのぞいてみませんか??
「紀伊万葉ネットワーク」は会員を募集しているそうです。
2月28日には、このようなシンポジウムもあるようです。
「紀伊万葉ネットワーク」はこちらをクリック
明日は「ゲンキトピックス」です。
お楽しみに。