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火曜日は「ふるさとわかやまゲンキ人」
今日は、このほど完成した
文化遺産かるた「ナグサトベ」をご紹介しました。
和歌山市伝統文化活性化実行委員会 事務局で
和歌山市民会館の藤原琢之さんにお話を伺いました。
和歌山市伝統文化活性化実行委員会は、
市民会館を使って、子どもたちに落語や演劇、日本舞踊などの
ワークショップや教室で伝統文化を学んでもらい、
次世代の子どもたちに継承してゆこうという取り組みを行っています。
その中の一つとして、今回、文化庁の
「平成27年度文化遺産を生かした地域活性化事業」の助成を受け、
和歌山市の文化遺産を取り上げたかるたを作れればという思いで
「文化遺産かるたナグサトベ」が制作されました。
「ナグサトベ」という名前は、
「かるた」というと、大会などで誕生する「かるたクイーン」。
ここからヒントを得て、その昔、和歌山市一帯を統治していた女王さま
「名草姫=名草戸畔(なぐさとべ)」を合わせて、
「ナグサトベ」としたそうです。
可愛い化粧箱に入ったかるたはとてもお洒落なデザインです。
かるたは、NPO「銀聲舎(ぎんせいしゃ)」が共同製作に当たりました。
かるたの読み札は、
和歌山市全域の地域遺産や文化や風習などを「五・七・五」で
俳句のように文章を作成し、
和歌山大学「教養の森」天野センター長をはじめ、
学生さんたちが一生懸命考えて作成、有名な俳人に監修をしていただき
完成したそうです。
このかるたを使って、早速「かるた大会」を行ったところ、
親子で参加していただき、大変盛り上がったそうです。
その時の様子は「市報わかやま3月号」に掲載されています。

また、3月12日には、市民の方を対象に無料配布も行われました。
かるたは、和歌山市内の小学校や幼稚園などにも配布する予定です。
藤原さんは
「資料として、またかるた大会などで使っていただきたい」
と話しています。
このかるたは、
「ナグサトベ」HPからもダウンロードできます。

このかるたについて、藤原さんは
「今後、かるた大会などでどんどん使用していただき、
全国的にも広まっていってほしいという思いはあります。
数十年経っても和歌山の子どもたちが自慢できるような使われ方を
していればとても嬉しいです。」
と期待を込めて話しています。
明日は「暮らしのゲンキ」です。
お楽しみに。