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木曜日は「ふるさとわかやまゲンキ人」
今日は、日本ボーイカウト和歌山連盟 理事長
ボーイスカウト日本連盟 副理事長の
山本一郎(やまもといちろう)さんをご紹介しました。
山本さんは、理事長職を務めて35年。
全国的も最も長く務めていらっしゃいます。
ボーイスカウトに入ったのは、昭和24年。中学2年生のとき。
戦後再開されたボーイスカウトの第1期生だったそうです。
戦後間もないこのころはユニフォームもなく、私服での活動で、
風呂敷を染めて間に合わせたネッカチーフだけを付けていたそうです。
ボーイスカウトの発祥は、
イギリスのロバート・ベーデン・パウエル氏が始めたもの。
アメリカに渡ってから爆発的に発達し、
第2次世界大戦後、日本が敗戦したのち、アメリカ進駐軍によって
日本に持ち込まれたとのこと。
山本さんは、
「ボーイスカウトに入ったら、(当時珍しかった)
チューインガムやチョコレートをもらえるかとの思いで
入った、不純な動機です。」
と、懐かしく当時を振り返ります。
現在80歳。
子どものころから始めたボーイスカウトは、
進学、就職、結婚など人生の節目にやめてしまう人も少なくない中
ずっと辞めずに続けてきた山本さん。
その理由は、
「やっぱりボーイスカウト、それ自身の魅力です。
それと、多くの子どもたちを立派な大人に育てるといった
世の中のためになることをやっているという、生き甲斐でしょうか。」
山本さんは、今の時代だからこそ、
ボーイスカウト活動は必要だとおっしゃいます。
人がうらやむような大学を卒業して、人がうらやむ大企業に就職しても
ちょっとしたことで辞めて帰ってくる若者が多いことについて
「 〜当たり前ですよ!
勉強ばかりして、ゲームばかりして、人と付き合っていないから。
異学年の子どもたちと一緒に活動して、
人に命令されたり叱られたり、指摘されたりという経験、
年下の子に教えたり、一緒に力を合わせて一つのことをやり遂げる、
そんな経験ひとつもなく、社会に出てうまくいくはずがない。」
と厳しく指摘します。
今の若者に子どもたちにとって、最も大切なこととして
「人間関係」をつくること。
だからこそ、「ボーイスカウト活動が必要」
とおっしゃいます。
ボーイスカウト活動の大きな目的は「野外活動」。
暑かったり、寒かったり、自然の体験を身体で感じて反応すること。
災害が起きたり、いざというとき、何をすればよいか、
自分で考え行動できる人間になること。
そういった、心と体を作るためにボーイスカウト活動があります。
年齢別に、ビーバースカウト、カブスカウト、ボーイスカウト
ベンチャースカウト、ローバースカウトという部門があります。
ビーバースカウトは幼稚園児から参加できます。
ボーイスカウトの活動の大きな柱として、「野外制度」に加え、
「進歩制度」があります。
これは、チャレンジや技能を身に着けることで
バッジの数が増えてゆくというもの。
もう一つの柱は、「班制度」。
みんなで協力して競争に勝つための努力をするというもの。
心と体を鍛え、仲間と協力してお互いに成長してゆく。
ボーイスカウト活動の素晴らしさをぜひ知ってもらいたい。
そして、今こそ1人でも多くの子どもたちに参加してもらいたい。
山本さんは、熱く語ってくださいました。
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明日は「ゲンキトピックス」です。
お楽しみに。