2022年01月11日

1/11放送 家庭内の災害対策A

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆


12月から令和4年3月まで、 毎月1回 「家庭内の災害対策」について地域安全課に紹介してもらいます。今回は第2回目となります。和歌山市地域安全課の三宅洋佑さんです。

Q: 家庭内における災害対策として、どのようなことをお話しいただけるのでしょうか?

本日は「普段からの備え」 について、非常持出品と非常備蓄品の話をさせていただきます。


Q: 非常持出品って?

地震の後や風水害の時に、一時的に避難するために必要最低限持ち出すものです。 両手が空くリュックなどに入れ、玄関や寝室の枕元など持ち出しやすいところにおきましょう。

Q: 具体的にどんなものを用意すれば良いですか?

1日分の食料3食分と500mlの水を2本最低限入れるようにしてください。 ほかに、 携帯型のラジオやモバイルバッテリー (乾電池式がおすすめ) や夜間に使用するラン タンや懐中電灯など、これらに使用する乾電池も用意してください。

また、断水することもあるので簡易トイレも準備してください。その他には新型コロナウイルスの感染症対策として、消毒液・マスク 体温計は自身で準備しておいて欲しいです。

その他、 視力が悪い人だと眼鏡やコンタクトレンズ、普段から薬を飲んでいる方は、お薬手帳や処方箋のコピーを入れておいてください。 女性の場合は生理用品、 赤ちゃんがいる世帯ではミルクや離乳食やおむつなど、自分にとって必要となるものも入れておくようにしてください。

Q: 非常備蓄品について

被災後、ライフライン (電気、水道、ガス) が止まったときに備え、家などに蓄えておくものです。地震が起きた直後というのは、食料や水、日常生活用品もすぐには入手できると限りません。救援物資が届くまで一定数備蓄しておく必要があります。


Q: どんなものを用意すれば良いですか?

基本的には、食料や水などといった非常持ち出し品と大きく変わることはないです。

目安としては少し多く感じられるかもしれませんが、7日分必要となります。 水は1人3ℓ。食料であれば全て非常食にするのではなく、冷蔵庫にあるものやカップ麺で、最初の3日を消費し、残り4日分は非常食を準備しておくなど工夫してください。

その他、新聞紙やビニール袋など普段からお家にあるものも、いざというときに活用できますのでこまめに買い足ししておいてください。


【最新】非常持ち出し品・備蓄品チェックリスト0306_page-0001.jpg

Q:最後に地域安全課からひと言お願いします。

毎年のように災害が発生しています。 日頃の備えが大事となりますので、準備するようにしてください。 和歌山市HP には非常持ち出し品と備蓄品のチェックリストを載せていますので、ぜひ活用していただけたらと思います。(詳しくはこちら☆



【お問い合わせ先】
和歌山市地域安全課
073-435-1005
posted by ゲンキ和歌山市 at 08:00| 和歌山 ☀| 家庭内の災害対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月08日

12/8放送 家庭内の災害対策@

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

12月から令和4年3月まで、 毎月1回「家庭内の災害対策」について地域安全課に紹介し てもらいます。今回は第1回目となります。和歌山市地域安全課三宅洋佑さんです。

Q :家庭内における災害対策として、本日はどのようなことをお話しいただけるのでしょうか?

本日は、地震が起きたときの身を守る方法についてお話させていただきます。 阪神淡路大震災や新潟県中越地震などでは、多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、 大けがをしました。

大地震が発生したときには 「家具は必ず倒れるもの」と考えて、転倒防止対策を講じておく必要があります。

Q : 具体的にはどのようなことを実践すれ良いのでしょうか?

まずは、寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないことが重要です。 置く場合も、なるべく背の低い家具にすることや、倒れた時に出入り口をふさいだりしないよう、家具の向きや配置の工夫が大事になります。

また、配置だけではなく、家具の固定も重要となります。 固定方法については、 一般的な家具であれば、 直接L型金具で固定。冷蔵庫であれば、ベルトといったように固定する家具に応じた方法で固定することが重要です。

Q: その他に地震が起こった時に注意しないといけないことはありますか?

避難する時に、 ブレーカーを落とすことです。 東日本大震災における火災のうち、原因が特定されたものの過半数が電気関係によるものでした。

地震火災というのは、同時多発的に発生するため、延焼しやすい特徴があります。 大切な家族や財産を守るためにもブレーカーを落とすことを忘れないようしてほしいと思います。

Q: 実際、大地震が発生すると慌ててブレーカーを落とし忘れる人も多いと思います。 ブレーカーを落とすのにいい方法はあるのでしょうか?

感震ブレーカーの設置が推奨されています。 感震ブレーカーとは、地震の揺れを感知すると自動でブレーカーを落とす器具のことです。

感震ブレーカーを初めて知りました。 自動でブレーカーを落としてくれるのは大変便利ですね。

Q: この感震ブレーカーの設置など、地震対策についての補助制度はありますか?

和歌山市では、65歳以上の方だけの世帯など、 支援が必要な方を対象に家具の固定金具取付事業と感震ブレーカーの設置補助を実施しています。

締め切りが来年の1月 31日までとなっていますので、お早めに地域安全課までご連絡ください。 電話番号は073-435-1005です。

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Q: 市民の皆様へメッセージ。

南海トラフ地震は 30 年以内に 70~80%というかなり高い確率で発生するといわれ ています。 実際に発生したときには、 甚大な被害が起こります。 被害を軽減するためにも、家具の固定や感震ブレーカーを設置するなど普段から備えておきましょう。

【お問い合わせ先】
和歌山市地域安全課
073-435-1005
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