2019年03月12日

3/12放送 「まちかど通信41」〜戦前の面影が残るまち〜今福地区☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

「まちかど通信41」
今回は「今福地区」をご紹介しましょう。
まずは、地区の概要について
今福連絡所 所長の坂口昌隆さんにお話を伺いました。


今福2.JPG


今福地区は和歌山市の中心部にあり
平成31年2月1日現在、1733世帯3757人の方がお住まいです。

地区には市唯一の霊園墓地があり、春と秋の彼岸には
多くの参詣者でにぎわいます。
すぐ近くには神明神社があります。

今福のまちといえば、戦災に遭わなかったことで
戦前のまちがそのまま今日に至っています。


今福所長.JPG



信号ひとつない狭隘(きょうあい)道路が縦横に走り、
救急、消防活動に支障をきたしかねない状況となっています。

そこで、歴代連合自治会長や役員の方々が、
住環境の改善に奔走されたことと現役員の方々の日々の活動が
実を結び、ここにきてようやく
改善されているところや改善されようとしています。

今福のまちは変わろとしています。


続いて今福地区連合自治会長中西俊五さん
お話を伺いました。


今福 中西会長.JPG



今福地区は16の自治会と13の各種団体の皆様方が
約1750世帯の皆さんの安心安全のために、
持ち場立場で頑張ってくださっています。



現代は、「まちづくり」が都市再生計画区域として
実施されていますので。各団体の皆さまには、
一段のご苦労をいただいているのが現状です。

そんな中で、生活環境の改善を図るため、
歩道整備やコミュニティ道路の建設から
下水道の整備、さらには、都市計画道路の建設等々、
官民協働で実施されていますので、
各団体の皆様には普段にないご尽力をいただき、
お蔭様で、町が生まれ変わろうとしています。


今福小学校.JPG


活動の詳細としては、昨年「緊急避難対策活動」
を実施しました。

詳しくは、次回木曜日の放送で、
担当された木下理事がお伝えします。


今福 会長.JPG


ところで、中西会長は今福地区にお住まいになって
50年あまり。
昭和39年に有田郡からこの地に引っ越してこられたそうです。

地区の活動を行うようになったのは、
お父様がお亡くなりになる前に、
「私たちはここに来て、地域の皆さんに大変お世話になったので
まずは地域の皆さんに恩返しをしなさい」

言葉を残されたそうです。

その言葉がずっと残っており、中西さんは平成8年から
氏神様である神明神社の総代をつとめ、
その後、連合自治会副会長に。
そして、平成25年から連合自治会長をつとめていらっしゃいます。



今福連絡所.JPG



「今福連絡所」はこちらをクリック!


明日は「暮らしのゲンキ」です。
お楽しみに。

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2019年03月07日

3/7放送 「まちかど通信40」〜貴志地区の氏神さま「大年神社」☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

「まちかど通信40」
今回は貴志地区をご紹介しています

今日は貴志地区の氏神様「大年神社」
宮司の田中實さん
にお話を伺いました。


IMG_8765.jpg


大年神社の主祭神は大年大神で
旧貴志荘六ヶ村(梅原村、中村、栄谷村、向村、中野村、土入村)
の産土神とし、梅原に鎮座しています。


大年神社.jpg



神様の霊がこの場所に鎮座された始まりは
伝えによると古いようですが明らかではありません。

1600年(慶長5年)に再興され、
江戸時代には紀州徳川家は当神社を篤く尊崇され、
和歌山城より北西(乾)の方向に鎮座していますので、
別名「乾の宮」と称されていました。

毎年正月4日には、社地の土を奉書に包み、
唐櫃に収めてお城に参上し、神主が城主に年詞を申し上げて
献上するのが嘉例でありました。

明治維新後は貴志村の村社となり、
終戦後は貴志地区の産土神社として広く崇敬されています。

大年神社2.jpg


また明治43年に栄谷宮ノ前鎮座の村社諏訪神社を合祀し、
現在に至っています。

御祭神の大年大明神は、須佐之男命の御子で
稲作に大きな功績を残された神であります。

大年神社では、例年8月17日に秋の風水害の無事と豊作を祈願する
夏祭りを氏子の皆様方のご協力を得て盆踊りを開催しています。

境内の中央にある「舞殿」は夏祭りの際、太鼓などを設置する
場所となっています。

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ところで、境内の社前に「岩神さん」と地元の人々から親しまれている
大岩が鎮座しています。
大年神社は、孝子峠の入り口にあり、この辺りは少なくとも
10世紀ごろまでは、紀の川の河口であったらしく
境内の大岩(岩神さん)には波が岩に打ち付けて出来た
岩の上の浸食跡や岩についた牡蠣の殻に見られます。

苦しんでいた時、神官(神主)の夢枕に大きな岩神が現れ、
大岩を「岩神さま」としてお祀りしたところ、
また、この岩神さんは地区内に疾病、児童の目の病気が蔓延し
悪い疫病や児童の眼の病気がすっかりよくなったということで、
それ以来、この大岩を地区の悪疫退散、
児童(子ども)の守り神としてお祀りしています。


IMG_8768.jpg


さて大年神社は知る人ぞ知る桜のスポット。
参道や境内には桜の木が植えられており、
桜の開花時には多数の方が花見に来られます。
是非一度お越しくださいね。


明日は「ゲンキトピックス」です。
お楽しみに。

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2019年03月05日

3/5放送 「まちかど通信40」〜旧きと新しきが共存するまち〜貴志地区☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

「まちかど通信40」
今回は「貴志地区」をご紹介しましょう。
貴志地区連語自治会 会長井上i(いのうえたかし)さん
にお話を伺いました。


IMG_8757.jpg


貴志地区と言えば和歌山市の最も大阪に近い地区。
和歌山市内の北端にあって歴史のあるまちです。

従来からの貴志地区に加え
15年ほど前から開発され急速に発展した
「藤戸台(ふじと台)」にも多くの方がお住まいです。

近い将来3万人になるだろうという計画のあるまちです。

世帯数では7600世帯と少し。
人口はおよそ18900人

藤戸台だけでいうと、2100世帯
人口も8500人ほどに増えています。


藤戸台小学校.JPG


井上さんは「ふじと台」にお住まいです。
この急速な発展については
住みやすいところですね。ただ
今、南海東南海地震のことがよく言われています。
ここは海抜100mほどあって津波等は心配ないと思いますが
地球が揺れるわけですから、地震そのものは怖いです。」

と話していました。

IMG_8755.jpg


発展する藤戸台。
一方で、昔ながらの貴志地区もあります。

東西に伸びる淡路街道は、昔からの道。
今も地図での記載が「淡路街道」になっています。

井上さんによると、古文書には、
仏教が日本に伝わって250年後の780年ごろには
「貴志の里」という記載があるそうです。

当時、この地区には「貴志寺」というお寺があり、
このお寺は村人によって建立されたと記されています。


さて、地区内での取り組みについてお聞きしました。
貴志地区には単位自治会は44あります。

地区としての取り組みは、単位自治会ごとの取り組みが多く
全体で取り組む必要のある項目については、
行政を含めて依頼をして取り組んでいるそうです。

そんな中
全体的に行っている行事として健康づくりの取り組みがあります。
近くにある河西公園を使って、年1回 80人ほどを募り
「健康ウォーキング」を行っています。

公園の中を歩くので安全です。
地区全体から集まってというのが少ないので、
参加された皆さんは情報交換をして楽しまれているようです。

最後に地区の課題として井上さんは

「非常に歴史のある街ですので、お城とのつながりや、
孝子峠のことなど、各地点での歴史があって
今はまだ点でしかない、それらを面としてとらえ、
まとめていく必要がある。

子どもたちのためにももっと地区をPRして
本当の意味での歴史を作っていくことが大事です。
それを今やっておかないと、歴史が埋もれてしまう

地区内には和歌山大学もあるので、そういったところで
アドバイスをいただきながら
まとめておく必要があるのではと思います。」


としたうえで

「この地区をまとめていくためには、
お互いが協力して心をひとつにして
地区づくりに励んでいただければと思います。」


と結ばれました。

IMG_8768.jpg


「貴志連絡所」はこちらをクリック!


明日は「暮らしのゲンキ」です。
お楽しみに。





posted by 和歌山 at 07:25| 和歌山 ☀| まちかど通信(2018) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする