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今回は
「江戸時代の和歌山城に関する
資料を探しています!」について
和歌山城整備企画課 伊津見孝明さんにお話を伺います。
Q:今回、江戸時代の和歌山城に関する資料収集を行う事になった経緯や理由を教えてください。
現在、和歌山市では史跡として和歌山城の整備を今後進めていくに当たり、江戸時代に城内に存在した建物の復元を検討しています。ただし、和歌山城は国の史跡であるため、建物の復元を行う場合、その根拠として建物の外観がわかる古写真や図面といった正確な資料が必要になります。そうした事情があり、今回復元に欠かせない資料を広く収集する事となりました。
現在、和歌山市では史跡として和歌山城の整備を今後進めていくに当たり、江戸時代に城内に存在した建物の復元を検討しています。ただし、和歌山城は国の史跡であるため、建物の復元を行う場合、その根拠として建物の外観がわかる古写真や図面といった正確な資料が必要になります。そうした事情があり、今回復元に欠かせない資料を広く収集する事となりました。
Q:具体的には和歌山城のどこの建物の復元を検討しているのでしょうか。
特に現時点で検討しているのは二の丸の北側、けやき通りに面した石垣上に建っていた北辺櫓群という複数の櫓を復元の対象としています。令和6年度はこの北辺櫓群に関する調査を進めています。
特に現時点で検討しているのは二の丸の北側、けやき通りに面した石垣上に建っていた北辺櫓群という複数の櫓を復元の対象としています。令和6年度はこの北辺櫓群に関する調査を進めています。
Q:具体的にはどういった種類の資料を探しているのでしょうか。
やはり建物の外観がわかる古写真や、構造がわかる平面図や立面図になります。これらの資料が復元の際に大いに参考になります。
やはり建物の外観がわかる古写真や、構造がわかる平面図や立面図になります。これらの資料が復元の際に大いに参考になります。
Q:二の丸北辺櫓群以外の建物も今回資料収集の対象になるのですか。
対象になります。例えば戦災で焼失する前の天守閣もそうですし、せっかく今回広く呼び掛けるので、城内に存在した御殿や櫓、門といった建物についても古写真や図面があれば情報を寄せて頂きたいと思います。
対象になります。例えば戦災で焼失する前の天守閣もそうですし、せっかく今回広く呼び掛けるので、城内に存在した御殿や櫓、門といった建物についても古写真や図面があれば情報を寄せて頂きたいと思います。
Q:どういった人が資料を持っている可能性がありますか。
難しいですが、例えば紀州藩士の末裔とか、或いは廃藩置県後に紀州藩から流出したと思われる行政文書を入手した方の末裔とかが可能性として考えられます。
難しいですが、例えば紀州藩士の末裔とか、或いは廃藩置県後に紀州藩から流出したと思われる行政文書を入手した方の末裔とかが可能性として考えられます。
Q:江戸時代の和歌山城関係の資料はあまり残っていないのでしょうか。
やはり昭和20年(1945)の和歌山大空襲で中心市街地が焼失してしまった事もあってか、和歌山城に直接関係する資料はあまり残っていません。ただ、天守閣は戦前から観光地であったためか、比較的外観を写した古写真が多く残っています。
やはり昭和20年(1945)の和歌山大空襲で中心市街地が焼失してしまった事もあってか、和歌山城に直接関係する資料はあまり残っていません。ただ、天守閣は戦前から観光地であったためか、比較的外観を写した古写真が多く残っています。
Q:問い合わせ先はどちらになりますか。
問い合わせは和歌山城整備企画課
問い合わせは和歌山城整備企画課
TEL 073−435−1044
ホームページにも問い合わせ先を掲載しておりますのでそちらもご覧ください。
資料の概要について話を聞かせて頂き、内容によっては学芸員が調査に向かわせて頂きます。
Q:最後に視聴者の皆様に一言お願いします。
江戸時代の和歌山城に関係する資料収集について広く呼び掛けるのは恐らく初めての試みになります。
江戸時代の和歌山城に関係する資料収集について広く呼び掛けるのは恐らく初めての試みになります。
自宅に和歌山城に関する古写真や図面といった資料があったな、という心当たりある人は和歌山城整備企画課までご連絡頂けますと幸いです。
メールアドレスwakayamajo@city.wakayama.lg.jp