2023年12月07日

12/7放送 固定電話に特殊詐欺対策をしましょう!

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は
「固定電話に特殊詐欺対策をしましょう!」
について
市民生活課の窪田義孝さんに伺います。

これはわなやポスター (1).jpg

Q:今日のテーマは特殊詐欺についてですが、また詐欺の被害が出ているのでしょうか?
先日、和歌山市内で70代の女性が特殊詐欺被害に遭いました。被害総額は約5,300万円です。

Q:5,300万円ですか、金額にびっくりです。
特殊詐欺については色々なところで注意喚起を見たりしますが、また大きな被害が出てしまったんですね。被害にあった詐欺の手口はどのようなものだったんでしょう。
今回の詐欺の手口は、今被害が多い「老人ホームの入居権に関する電話」です。手口を簡単にご紹介します。

自宅の固定電話に「新たに建設された老人ホームに入居する権利が当選した」などと電話がかかってきます。
「必要ない」と断ると「入居を希望する人に権利を譲ってほしい」と言われます。承諾すると、後から弁護士や官公庁などを名乗って「名義貸しは犯罪だ」と言われて金銭を要求されるといった手口です。

Q:「入居の権利を譲る」と答えたり「はい、どうぞ」と返事をすると、どんどん話が進んでいってしまうんですね。
これは複数の相手を名乗った劇場型詐欺と言われる詐欺の手口です。実在する建設会社や介護事業者、金融庁など様々な相手を名乗り、こちらが不安になるような話を進めていきます。一度お金を払ってしまうと何回も要求されることがありますし、一旦支払ったお金を取り戻すのはとても難しい状況です。

Q:そういった詐欺にあわないために何かできる対策や相談先はありますか。
特殊詐欺の電話はほとんどが自宅の固定電話にかかってきます。ご自宅の固定電話に留守番電話機能が付いていれば、常時留守番電話にして知らない番号には出ないようにしてください。

NTT西日本では特殊詐欺被害防止の様々なサービスを行っています。高齢の方には無料のサービスもあります。
詳細はNTT西日本特殊詐欺対策ダイヤル(0120-931-965)で確認してください。

また、困ったことがあれば
警察の特殊詐欺防止専用電話(0120-508-878これはわなや)へ相談してください。
 
Q:知らない電話には出ないことや困ったときは誰かに相談することが大切ですね。それでは最後に一言どうぞ。
特殊詐欺の手口はどんどん巧妙化しています。お金を要求された場合は詐欺です。相手から指示されても、コンビニやATMへ行ったり、宅配便などで現金を送ってはいけません。被害に遭わないように慌てず慎重に行動することが大切です。心配なことがあれば一人で抱え込まず、周囲の人や警察などに相談してください。
posted by 和歌山 at 08:00| 和歌山 ☁| 暮らしのゲンキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする