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今回も昨日に引き続き「黒潮躍虎太鼓保存会」の
組頭 宇治田良一さんに和太鼓について伺います。
Q 43年間、活動されていると伺ったのですが、その中でも一番思い出に残っている出来事は何でしょうか?
一番思い出に残っているのは、和歌山市のある小学校の先生が学級崩壊でどうにもならない、と依頼がきまして、太鼓を教えにいきました。全然集まることもできなかったのですが、最後にはちゃんと演奏ができて良い子になって卒業していきました。
不登校の子も太鼓だけ出てくるんです。不思議な魅力があるんでしょうね。それが1番の思い出です。
人間も動物でしょ、太鼓の皮も牛の皮なんです、その響きがやはり相通じるものがあるんでしょうね。
Q 全ての和歌山の学校に回られたとのことですが、世界も色々といってらっしゃいますよね。
そうですね、各国行きましたね。良い思い出がいっぱいです。外国はホント楽しいです。
みんな演奏者を乗せてくれるんです。スタンディングオベーションとかそんなので。
で、1番残っているのがウィーンで大太鼓の一発!もうびっくりしました。空気が乾燥しているのか、音が「ドーン」じゃなく「パーン!」だったんです。あれは一番感動しました。
Q 太鼓を叩いていても聞いたことのない音だったんですね。
そうなんです。自分で叩いてびっくりしました。
Q この夏、色々なイベントに参加されたと伺ったのですがどんな活動されたのでしょうか?
久しぶりに、ぶんだら紀州踊りがありまして、そこでは何十年も叩いているのですが、思いっきり叩かせていただいました。
そして、太鼓の輪で、和歌山にも太鼓財団ができたんです。そこで会長をしているのですが。これからの子供たちに太鼓を普及させたいと思ってやったイベントもあります。これからも子供たちが太鼓を一生懸命叩いて、良い子に育ってほしいなと思います。
Q 今後はこのようにしていきたいという展望教えてください。
私のチームも高齢になってきたので、後継者育成にやはり力を入れたいですね。希望するのはやはりお子さんを育て終えたお母さんとか大人の方も希望していますので、どんどんおっしゃってください。
また、地区でも呼んでいただいたら、やはりやりますので、いつでもご連絡ください。
Q 今日は最後に宇治田さんの宮太鼓で「大太鼓」という曲の演奏をお願いしていいですか?
はい、どうぞ、いいですよ。
Q では演奏をよろしくお願いいたします。
(宮太鼓演奏の音)