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今回は「名もなき家事」について
和歌山市男女共生推進課の森田将行さんに伺います。
Q:テーマは「名もなき家事」。これはどういったものでしょうか?
家事の中には、料理、洗濯、掃除といった名前のついた家事のほかに、はっきり分類できない、名前のつかないような細々とした作業が名もなき家事になります。
Q: 具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
例えば、トイレットペーパーの補充や交換、 シャンプーなどの詰め替え、毎日の献立を 考える、玄関のくつを揃える、靴下などの洗濯ものの裏返しを戻す、 使いっぱなしのものを元の位置に戻す、 飲み終えた空き缶などをごみ箱に捨てるといった日常的に行われているけれど、 具体的な名前がないため認識されにくい家事が 「名もなき家事」と呼ばれています。
Q: 名もなき家事の役割分担や負担はどうですか?
名もなき家事は、名前がないだけに分担されにくく、その作業が家事の一部として一人の人に偏ってしまい、 負担作業が多くなっている現状があります。 名もなき家事の作業負 担を家族で分担する必要があります。負担作業者が分担を考えても「どうせやってくれない」 「言ってもすぐ忘れる」「嫌な思いをする」などと思い、不満を貯める人は少なくはあ りません。
Q: では、名もなき家事の負担を減らすにはどうしたらいいでしょうか?
まず、名もなき家事の存在を、知るということが必要です。名もなき家事は、多くの作業があることを知って、 家族の一人ひとりが名もなき家事を リストアップしてもらいたいですね。家庭生活において、 家族の一員としての役割を自分 自身で考え、助け合ってほしいですね。
Q:最後に男女共生推進課から一言お願いします。
名もなき家事も家事として女性がするものであるという意識はありませんか?これは固定的性別役割分担意識と言われ、 日々の暮らしの中で無意識のうちに浸透し、 自分がそのような意識を持っていることに気づかない場合があります。 男女共生推進課では、男女平等意識の理解が浸透するように取り組んでいます。
Q: 例えばどんなものがありますか?
例えば、和歌山市の市報わかやまに各月でコラムを載せたり、講習会を行っています。
【お問い合わせ先】
和歌山市男女共生推進課
☎073-436-8704