2021年10月27日

10/27放送 フレイル予防について

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は「フレイル予防」について
和歌山市地域保健課中保健センター石田侑里香さんに伺います。

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コロナ禍に伴う自粛生活の長期化や地域活動の減少によって、特に高齢者で「動かない時間」が増えていると言われています。 その影響として、心や体の変化が生じます。 この状態を「フレイル」といい. ます。 皆さんは「フレイル」という言葉をご存じですか?

「フレイル」とはどんなものでしょうか?

「フレイル」とは、 加齢によって心や体のはたらき、社会的なつながりが弱くな った状態のことです。

「フレイル」は、健康な状態と要介護の中間的な段階で、 そのまま放置すると要介護状態になる可能性があります。一方、 早めに気づいて適切な取り組みを行えば、「フレイル」 の進行を防ぎ、健康な状態へ戻ることも可能といわれています。

「フレイル」では具体的にどのような変化が起きますか?

「フレイル」では、心や体・社会的な要素が互いに関わり、悪循環を通して進行していきます。 コロナ禍での状況で例えてみましょう。

外出の自粛や地域活動の減少によって、 人と接する機会が減ったり、食事を一人でとる、 閉 じこもりがちになる、といった社会的つながりの低下が起きやすくなります。 これらは、気分の落ち込みや物忘れ、食事量の減少、といった心や体のはたらき低下に繋が ります。 また、体重や筋力低下、低栄養などを招き、さらに活動量が減る・・・といった悪循環を生じさせます。

☆コロナ禍では、このような悪循環が特に心配されています。

では、「フレイル」の進行を予防するために、どのようなことをすれば良いですか?

「フレイル」 予防として、 栄養・運動・社会参加という3つの柱があります。

栄養の柱では、しっかりと3食の食事を取ることです。 高齢期では、中年期以前とは違い少し高めの肥満度の方が、 栄養状態からみて丁度良い
ことが分かっています。 体重の維持を意識し、 骨や筋肉の素となるたんぱく質やカルシウムなどを含む食品をしっかりと食べましょう。 料理が大変な場合は、 市販の総菜や缶詰、レトルト食品を活用しても良いですね。

運動の柱では、日常生活で体を動かすことを意識することです。運動は筋肉の発達だけでなく、食欲や心の健康にも影響します。 散歩やラジオ体操、 掃除など、 体を動かす機会を増やしてみましょう。

最後に社会参加の柱です。 家族や友人と電話やテレビ通話の機会をつくる、散歩中に近所の人と挨拶を交わしたり短時間の会話をするなど、 人と接する機会をつくることで す。コロナ禍との両立は工夫が必要ですが、意識して行ってみてください。

最後に市民の皆さんへメッセージ。

「フレイル」という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、 介護予防として重要なキーワードです。今回をきっかけに皆さんに知っていただき、 「フレイル」 予防を意識して、ご自身の心や体に目を向けていただけると嬉しいです。

【お問い合わせ先】
和歌山市地域保健課中保健センター ☏073‐488‐5122
厚生労働省のHPは、こちら☆
posted by 和歌山 at 08:00| 和歌山 ☀| 暮らしのゲンキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする