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今回は、「旧中筋家住宅イベント」について
和歌山市文化振興課の冨永里菜さんに伺います。
Q:旧中筋家住宅とはどのような建物でしょうか?
旧中筋家住宅は、江戸時代の大庄屋の屋敷構えをそのまま残しており、国の重要文化財に指定されています。 江戸時代の末期、嘉永5年(1852) 建築の主屋は、三階の望山楼、 二十畳敷きの大広間や広い接客空間などが特徴で、 紀の川流域随一の大規模民家です。
Q:この旧中筋家住宅の見どころはどのようなところでしょうか?
2200m2の広い敷地の中に、重要文化財の6棟を含む建物があります。 主屋は間口 22.8m、 奥行 25mの大きな建物で、江戸時代の民家には珍しく一部三階建てになっております。 3階の望山楼は、 通常は非公開ですが、 年2回、 春分の日と秋分の日に特別公開し、 大庄屋の屋敷からの眺めを楽しんでいただけます。また、大広間では建物の雰囲気を生かして活用イベントを行っております。
Q:今月に行われるイベントはどのようなものがありますか?
9月18日に 「第15回旧中筋家寄席」 という落語のイベントを予定しておりましたが、 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、11月に延期となりました。 9月23日の望山楼の特別公開については、 感染対策をとりながら実施の予定です。 午前9時から午後4時の受付まで、人数を限って、随時ご案内しております。
Q:今後はどのようなイベントが行われる予定ですか?
10月には、 長唄三味線の演奏会・体験会や、箏の演奏会を予定しています。11月には寄席、昔話を聞く会 歴史的建造物の映像上映会などがあり、 11月13日・14日は 関西文化の日で無料公開です。 新型コロナウイルス感染拡大状況によっては予定を変更することがありますので、ホームページ等でお知らせいたします。
Q:最後に市民の皆さんへメッセージ。
旧中筋家住宅では、建物をご見学いただくだけでなく、建物の雰囲気をいかして年10回程度のイベントを行っています。今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各イベントの定員は例年の50%にさせていただいております。
またマスク着用や、入口での体温測定、手の消毒などにご協力をお願いしております。制限がある中ではありますが、日本の伝統的な建造物の良さを感じられる場所にお越しいただければと思います。
【お問い合わせ先】
文化振興課 ☎073-435-1194(平日)
旧中筋家住宅管理事務所 ☎073-465-3040(土・日・祝日)