2021年07月26日

7/26放送 肝臓週間について

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は「肝臓週間」について
和歌山市保健所保健対策課玉井日那さんに伺います。

kannzou.jpg

日本肝炎デーおよび肝臓週間について

7月28日は、日本肝炎デーです。 また、7月28日を含む1週間、 今年は7月26日から8月1日を「肝臓週間」 として、 肝疾患や肝炎についての普及啓発活動を行っています。和歌山県は、肝臓がんの総死亡率 が、人口10万人対あたり・2019年度5位となっています。

肝臓がんの原因についてどんなものが挙げられますか?

肝臓の病気はアルコールのイメージが強いですが、 実は、 肝臓がんの大半がB型・C型肝炎ウイルスが原因とい われています。 B型、C型肝炎ウイルスによるウイルス性肝炎は、自覚症状がないことが多く、 そのまま適切な 治療を行わないと肝硬変や肝臓がんといった重症な病気につながる恐れがあります。


B型肝炎 C型肝炎の原因について

以前は集団予防接種、1992年以前の輸血、血液製剤の投与、注射針の共用などの医療行為が原因となっていました。 また、性行為、薬物乱用、タトゥーなどが原因で感染していることもあります。 しかし、感染の原因が不明であったり、感染していても自覚症状がないことが多いため、発見されていない人が多くいるといわれています。

B型肝炎 、C型肝炎は、 どうしたらわかりますか?

血液検査でわかります。ただし、健康診断などで受けている肝機能検査とは別の検査になります。


どこで検査ができますか?

40歳以上の方には肝炎ウイルス検診というものがあり、過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがない方については特定健診と一緒に受けられます。

また、今年の4月1日時点で40歳の方に、 肝炎ウイルス検診の無料クーポン券が送付されていますので、 対象の方は是非ご利用いただけたらと思います。

女性の方で、 妊娠中又は出産された方は妊娠中の検査で受けておられますのでご確認ください。


和歌山市保健所での肝炎ウイルス検査について

和歌山市保健所では、 和歌山市民の方で、これらの検診の機会がない方や受ける機会を逃した方で、 今までに肝炎ウイルス検査を受けたことがない方を対象に毎月第3水曜日の午前9時〜午前11時に無料で検査を実施しています。次回は8月18日 (水) に行います。 予約制となっておりますので、 お電話にてご相談ください。

B型肝炎・C型肝炎に感染しているとわかった場合

まずは肝臓専門の医療機関に受診しましょう。 肝炎治療は進歩しており、ウイルス性肝炎は治る、もしくはコ ントロールできる病気になっています。 例え、肝炎ウイルスに感染していても、医療機関で適切な治療を受けることで、深刻な症状に進行するのを防ぐことができます。

また、医療費の助成制度もあります。 今まで、肝炎ウイ ルス検査を受けたことがない方は一度検査を受けてみてください

【肝炎ウイルスの相談 ・ 検査についての問い合わせ先:】
和歌山市保健所 保健対策課 tel:073-488-5118

posted by 和歌山 at 08:00| 和歌山 ☁| 暮らしのゲンキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする