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今回は「食中毒」について
和歌山市生活保険課の西川有美さんに伺います。
これから暑い季節を迎える中でご家庭で食中毒を予防するための食品の扱い方についてお聞きしました。
Q まず、 食品を購入するときの注意点はありますか?
消費期限や賞味期限を確認し、 新鮮な物を購入しましょう。 生ものや冷凍食品を持ち帰るときは、保冷剤や氷を入れた保冷バックを利用するとより安全です。 細菌は常温で長い時間置くほど増えていきます。 買い物のあとは、寄り道せずにすぐに持ち帰りましょう。
Q 保管方法はどうすればよいですか?
帰ったら、すぐに冷蔵庫に入れてください。 肉や魚は、汁がもれないようにビニール袋などに包んで保管しましょう。 冷蔵庫は詰めすぎると、 冷気の循環が悪くなりますので、詰めすぎないことも大切です。
Q調理するときの注意点もありますか?
はい。まず、 調理する前は手洗いしましょう。また、生の肉や魚を触った後も、手に食中毒をおこす細菌が付いている可能性がありますので、 こまめに手を洗いましょう。サラダや果物など生でそのまま食べるものに肉や魚の汁がかからないように注意してください。
ご家庭の台所で、食材毎に包丁やまな板を、沢山準備するのはなかなか難しいと思いますので、調理する食材が変われば、 一度器具を洗って使ってください。また調理する順番ですが、生で食べる野菜を調理し、次に肉や魚を調理するのが衛生的でしょう。
最終的にはしっかりと加熱していただくことです。ほとんどの細菌は加熱することで死滅します。 中心部までしっかり加熱しましょう。電子レンジを使って加熱するときは、時々かき混ぜて、均一に加熱されるように注意しましょう。
☆加熱することが大切なんですね。
Q 食事をする際の注意点は?
調理された料理は、清潔な器具で清潔な食器に盛り付けて、 温かい料理は温かいうちに、冷たい料理は冷たいうちに食べましょう。食中毒を起こす細菌は、食品中で増えていても、 食品の臭いが変わらないことが多いので、 時間が経ち過ぎたものや少しでも怪しいと思った場合は、食べないようにしてください。
また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で テイクアウト商品を利用して、家庭で食事する機会が増えていると思います。そのような場合でも、 購入後長時間持ち歩かずに、 持ち帰ったら、すぐに食べるようにお願いします。
Q市民の皆様へメッセージ。
細菌性の食中毒は、
「菌をつけない、 菌を増やさない、 菌をやっつける」 の3原則で予防できます。
ご家庭においても、 ぜひ予防 3 原則を実践していただきたいと思います。
■お問合せ■
・和歌山市保健所 生活保健課
☎ 073−488−5111