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今回は「太平洋岸自転車道」について
和歌山市交通政策課の湯川誠さんに伺います。
Q 「太平洋岸自転車道」について教えてください。
太平洋岸自転車道とは、千葉県銚子市から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県の各太平洋岸を走り、和歌山市加太に至る総延長約 1,400km の自転車道のことです。構想から約 50年の歳月をかけ、昨年 12月に一定の整備が完了しました。
Q 具体的にどのような整備をされたのでしょうか?
走行環境の整備として、誰もが迷わず安心して走行できるよう、矢羽根の整備や案内看板の設置などを行いました。また、受入環境の整備として、レンタサイクルの利用、タイヤチューブなどの購入、ルートマップなどの情報入手、ロッカーなどのサービスが備わったゲートウェイや、トイレや水分補給が可能な休憩スペースを備えたサイクルステーションなどの整備を行いました。和歌山市では、中央卸売市場内の「わかやままるしぇ」にゲートウェイ機能を整備しました。
Q 「太平洋岸自転車道」とはどんなルートなのでしょうか?
太平洋岸自転車道の沿線は、世界遺産である富士山をはじめ、日本を代表する観光地・景勝地が数多く存在するゴールデンルートです。全長約 1,400km の内、和歌山県内は約320km あり、和歌山市内のルートは、和歌山マリーナシティから和歌浦、雑賀崎など海岸沿いを走行し、紀の川河口大橋を渡り終点地加太まで続く約30km となっています。
Q 加太が終点地ということですが、何か目印のような物はありますか?
太平洋岸自転車道の整備完了を記念し、加太の淡嶋神社前広場に記念モニュメントを設置しました。モニュメントはステンレス製の鏡面仕上げで、広大な太平洋と友ヶ島をバックに輝きを放っています。また、モニュメントにはロードバイクやクロスバイクを乗せることができますので、加太までのサイクリングを楽しんだ最後に、愛車と記念撮影が行える絶好のスポットとなっています。ぜひ、撮影した写真をSNSなどにアップしていただきたいと思います。
Q 今後の展望を聞かせてください。
和歌山市では、環境にやさしい交通手段である自転車を活用することで、地域の魅力を楽しみながらの観光や健康づくりを推進しています。今後は「太平洋岸自転車道」のPR に注力し、国内外から多くのサイクリストを誘致することで、サイクルツーリズムの推進により地域の活性化に繋げていきたいと考えています。
【お問い合わせ先】
和歌山市交通政策課☎073-435-1016