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今回は、うつ病について
和歌山市保健所保健対策課の林彩来さんに伺います。

〇うつ病とはどのような病気か?
無気力になって何もしたくないような状態が2〜3週間以上続いた状態を「うつ状態」といい、うつ状態が現れる病気を「うつ病」と呼んでいます。何らかの強いストレス等の影響により、脳の神経伝達物質のバランスが崩れて起こる病気です。15人に1人は一生のうちでうつ病にかかると言われていますが「うつ病」は正しく対処すれば治すことのできる病気です。
〇どのような症状が見られるのか?
うつ病の症状はこころや身体に様々な形で現れます。また症状が一日の中でも変動し朝から午前中にかけて強く出ることが多いです。
こころのサインとして、気持ちが沈む、やる気が出ない、考えがまとまらない、不安でイライラする、興味や関心がもてない等があります。
からだのサインとして、眠れない、疲れやすくだるい、食欲がない、息切れ、頭痛、肩こり、動悸等があります。周りの人が感じるサインとして、表情が暗く元気がない、今までできていた仕事や家事をこなせなくなりミスも増える、遅刻・早退・欠席が増える、趣味や外出をしなくなる、お酒の量が増える等があります。
これらのサインが2週間以上続く場合は、かかりつけ医やこころの健康に関する相談窓口にご相談ください。和歌山市保健所では、精神保健福祉相談員や保健師による相談を行っています。
〇うつ病はどのように治療するのか?
うつ病は早めに見つけてきちんと治療すればよくなると言われています。治療の基本は,休養と薬物療法です。必要に応じて精神療法も行われます。
〇相談窓口について
和歌山市保健所では毎月第1水曜日と第3金曜日の午後に、
精神科のドクターによる相談日を設けています。日中仕事や家事などで相談に行くことができない方を対象に、毎月第2水曜日にうつ病夜間相談を実施しております。どちらも予約制になっていますので、まずはお電話ください。本人に限らず、ご家族やご友人など周囲の方からの相談も受けていますのでお気軽にご相談ください。相談を希望される方は事前に、和歌山市保健所保健対策課・073-488-5117へお電話ください。

【問い合わせ先】
和歌山市保健所 保健対策課
☎073-488-5117