再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
水曜日は暮らしのゲンキ。
3月は「自殺対策強化月間」です。
今日は「ゲートキーパー」について、
和歌山市保健所保健対策課の林実香さんにお聞きします。
■ゲートキーパーとは
ゲートキーパーとは、「命の門番」という意味です。
自殺対策だけでなく、いましんどさを感じている人の
周りの人にとって、とても大切な概念です。
ゲートキーパーは、自殺の危険性を抱えた人や、
周囲で心理社会的な問題や生活上の問題、
健康の問題などを抱えている人に、
気づいて適切な働きかけを行う人のことです。
ゲートキーパーという資格があるわけではなく、
だからこそ誰もがゲートキーパーになることができます。
いのちの危機にある人、「死にたい」と考える人、
うつ病を発症している可能性のある人などに対して、
周囲の人がその方の「普段と違う様子」に、
気づき、声をかけ、相手の話をじっくりと聞いて、
必要な支援につなげることができる人のことを指します。
ゲートキーパーに特別な技術は必要なく、
気づき、声かけ、傾聴、つなぎ、見守りが基本です。
まず、周囲の人で「SOS」を発信している人に気づく。
悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、
必要な支援につなげ見守る。
相手の話をじっくり聞くことが重要で、アドバイスせずに
しっかりと聞いてあげるだけでも、本当に困っている方に
とって救いとなることが少なからずあります。
和歌山市では毎年、市役所職員の研修や、学校の教職員を
対象としたゲートキーパーの専門研修を実施。
市民の皆様の様々な活動の場に職員出前講座として出向き、
「ゲートキーパー講座」を実施しています。
ゲートキーパーを一人でも多く増やすことが、今まさに
死を考えるほど苦しんでいる方の救いとなります。
■お問合せ先:
・和歌山市保健所 保健対策課 こころの健康対策班
073−488−5117
・厚生労働省のホームページ(⇒こちら☆)