2019年03月19日

3/19放送 「まちかど通信42」〜和歌山市の中枢部〜「城北地区」☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)


「まちかど通信42」
最後の地区は「城北地区」
今日は城北地区第10区駿河町自治会 会長
坂田治嗣
(さかたはるつぐ)さん
にお話を伺いました。




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城北地区と言えば、
和歌山市役所も含まれる地区。

もちろん和歌山城、裁判所、検察庁。
郵便局、昔であれば丸正百貨店や県立医大、
高島屋もありました。
そして和歌山市駅と、とてもにぎわっていた地域。
今も、和歌山市の中枢部と言える地区です。

昔ながらの地名も残る城北地区。
坂田さんが会長を務める「駿河町」の歴史について
お聞きしました。

駿河町はその昔「御坊町(ごぼうちょう)」と
呼ばれていたそうです。

徳川時代になり、
お殿様は駿河の国(静岡)のご出身であったので
「駿河町」と名付けられました。

この近くには和菓子の「駿河屋本店」もあります。
駿河屋さんもお殿様の命で紀州に来られました。
当時は「鶴屋」という名前だったそうですが
和歌山城の御姫様が「鶴姫」で、同じ名前を使うのは
恐れ多いとのことで「駿河屋」と改めたそうです。


ところで、昔の城北地区は
市堀川が海の玄関口、多くの物資が運ばれてきました。

坂田さんによると
「納屋河岸(なやがし)」と呼ばれ
米蔵がたくさん並び問屋筋として栄えたようです。

和歌山県内の財政をあづかったとも言えるほど
経済の中枢であったようです。



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時代は移り、
現在は2000人くらいの人口となった城北地区。

新しく「伏虎義務教育学校」が誕生し
商業地から文教地に生まれ変わろうとしています。

「商業地から文教地へ、その調整がどうなってゆくのか、
私個人的には心配しています。」
と坂田さん。

坂田さんが会長を務める「駿河町」では
少子高齢化が進み、
子どもさんの数がゼロとおっしゃっています。

少子高齢化は大きな課題となっています。


ところで、坂田さんは
個人的にこのようなことを続けていらっしゃいます。

「勝手ながら遊歩道の清掃を毎日行っています。
もう10年以上続いています。」


まちへの思いがこのような形で継続されているのは
素晴らしいことです。


「かつては、紀陽貯蓄銀行、三井銀行、丸正百貨店、
有名なところが在籍するまちでありました。
このような貴重な歴史を今後守ってゆけたらと思います。」

と坂田さんは感慨深げに話してくださいました。


現在はフォルテワジマが、地区の大きな商業施設として
色々協力をしてくださっているようです。

「皆さんも逆にフォルテさんにご協力をいただければ
と思っています。」


次回、明後日の放送はいよいよ
今年度の「まちかど通信」最終回です。

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お楽しみに。


「城北連絡所」はこちらをクリック!




posted by 和歌山 at 07:25| 和歌山 ☁| まちかど通信(2018) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする