2019年03月07日

3/7放送 「まちかど通信40」〜貴志地区の氏神さま「大年神社」☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

「まちかど通信40」
今回は貴志地区をご紹介しています

今日は貴志地区の氏神様「大年神社」
宮司の田中實さん
にお話を伺いました。


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大年神社の主祭神は大年大神で
旧貴志荘六ヶ村(梅原村、中村、栄谷村、向村、中野村、土入村)
の産土神とし、梅原に鎮座しています。


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神様の霊がこの場所に鎮座された始まりは
伝えによると古いようですが明らかではありません。

1600年(慶長5年)に再興され、
江戸時代には紀州徳川家は当神社を篤く尊崇され、
和歌山城より北西(乾)の方向に鎮座していますので、
別名「乾の宮」と称されていました。

毎年正月4日には、社地の土を奉書に包み、
唐櫃に収めてお城に参上し、神主が城主に年詞を申し上げて
献上するのが嘉例でありました。

明治維新後は貴志村の村社となり、
終戦後は貴志地区の産土神社として広く崇敬されています。

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また明治43年に栄谷宮ノ前鎮座の村社諏訪神社を合祀し、
現在に至っています。

御祭神の大年大明神は、須佐之男命の御子で
稲作に大きな功績を残された神であります。

大年神社では、例年8月17日に秋の風水害の無事と豊作を祈願する
夏祭りを氏子の皆様方のご協力を得て盆踊りを開催しています。

境内の中央にある「舞殿」は夏祭りの際、太鼓などを設置する
場所となっています。

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ところで、境内の社前に「岩神さん」と地元の人々から親しまれている
大岩が鎮座しています。
大年神社は、孝子峠の入り口にあり、この辺りは少なくとも
10世紀ごろまでは、紀の川の河口であったらしく
境内の大岩(岩神さん)には波が岩に打ち付けて出来た
岩の上の浸食跡や岩についた牡蠣の殻に見られます。

苦しんでいた時、神官(神主)の夢枕に大きな岩神が現れ、
大岩を「岩神さま」としてお祀りしたところ、
また、この岩神さんは地区内に疾病、児童の目の病気が蔓延し
悪い疫病や児童の眼の病気がすっかりよくなったということで、
それ以来、この大岩を地区の悪疫退散、
児童(子ども)の守り神としてお祀りしています。


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さて大年神社は知る人ぞ知る桜のスポット。
参道や境内には桜の木が植えられており、
桜の開花時には多数の方が花見に来られます。
是非一度お越しくださいね。


明日は「ゲンキトピックス」です。
お楽しみに。

posted by 和歌山 at 07:25| 和歌山 ☔| まちかど通信(2018) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする