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「まちかど通信40」
今回は「貴志地区」をご紹介しましょう。
貴志地区連語自治会 会長の井上i(いのうえたかし)さん
にお話を伺いました。
貴志地区と言えば和歌山市の最も大阪に近い地区。
和歌山市内の北端にあって歴史のあるまちです。
従来からの貴志地区に加え
15年ほど前から開発され急速に発展した
「藤戸台(ふじと台)」にも多くの方がお住まいです。
近い将来3万人になるだろうという計画のあるまちです。
世帯数では7600世帯と少し。
人口はおよそ18900人。
藤戸台だけでいうと、2100世帯。
人口も8500人ほどに増えています。
井上さんは「ふじと台」にお住まいです。
この急速な発展については
「住みやすいところですね。ただ
今、南海東南海地震のことがよく言われています。
ここは海抜100mほどあって津波等は心配ないと思いますが
地球が揺れるわけですから、地震そのものは怖いです。」
と話していました。
発展する藤戸台。
一方で、昔ながらの貴志地区もあります。
東西に伸びる淡路街道は、昔からの道。
今も地図での記載が「淡路街道」になっています。
井上さんによると、古文書には、
仏教が日本に伝わって250年後の780年ごろには
「貴志の里」という記載があるそうです。
当時、この地区には「貴志寺」というお寺があり、
このお寺は村人によって建立されたと記されています。
さて、地区内での取り組みについてお聞きしました。
貴志地区には単位自治会は44あります。
地区としての取り組みは、単位自治会ごとの取り組みが多く
全体で取り組む必要のある項目については、
行政を含めて依頼をして取り組んでいるそうです。
そんな中
全体的に行っている行事として健康づくりの取り組みがあります。
近くにある河西公園を使って、年1回 80人ほどを募り
「健康ウォーキング」を行っています。
公園の中を歩くので安全です。
地区全体から集まってというのが少ないので、
参加された皆さんは情報交換をして楽しまれているようです。
最後に地区の課題として井上さんは
「非常に歴史のある街ですので、お城とのつながりや、
孝子峠のことなど、各地点での歴史があって
今はまだ点でしかない、それらを面としてとらえ、
まとめていく必要がある。
子どもたちのためにももっと地区をPRして
本当の意味での歴史を作っていくことが大事です。
それを今やっておかないと、歴史が埋もれてしまう。
地区内には和歌山大学もあるので、そういったところで
アドバイスをいただきながら
まとめておく必要があるのではと思います。」
としたうえで
「この地区をまとめていくためには、
お互いが協力して心をひとつにして
地区づくりに励んでいただければと思います。」
と結ばれました。
「貴志連絡所」はこちらをクリック!
明日は「暮らしのゲンキ」です。
お楽しみに。
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