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「まちかど通信38」
今回は楠見地区をご紹介しています。
今日は楠見地区連合婦人会会長の宗眞紀子(むねまきこ)さんに
お話を伺いました。
「婦人会は老舗の百貨店ですねというくらい
いろんな活動をしています。」
永年会長を務める宗さんは、多岐にわたる婦人会活動を
このように話してくださいました。
「だから私たちは、楠見のステキな、元気なお母ちゃん
、おばあちゃんになりたいってみんなで話しています。」
楠見婦人会のメンバーは。
とてもよくしゃべり、よく食べ、よく遊び、よく皆さんのお世話をし
いろんなことをしてとても仲が良いそうです。
幅広い多岐にわたる活動。
対する相手は赤ちゃんからお年寄りまで。
そんな中でも大切な活動は、子どもたちの登下校の見守り活動です。
楠見地区には、小学校が3校あります。
それぞれの登下校時には、地元自治会をはじめ、住民の方、
そして婦人会の皆さんも一緒になっての活動です。
「楠見はひとつ」を合言葉に「子育て支援ネットワーク楠見」として
日々頑張っています。
しかし、第2阪和国道の開通によって交通量が増え、
南北に延びる大きな道路の影響で、楠見地区も分断されているように
感じるとおっしゃる宗さん。
「より意識してつながりを深くしてゆきたいと感じています。」
ところで宗さんが大切にしていることは、
「古き良きものを伝え」「新しいものを応援する」ということ。
文化の祭では、子どもたちとに
楠見地区に伝わる「盆踊り」を婦人会が中心となって教え、
一緒に踊って後世に伝えています。
また、小学校では臼と杵で昔ながらの御餅つきを体験してもらったり
一昨年は、しめ縄を一緒に作る体験をしました。
昨年12月には、巻きずしも一緒に作ったそうです。
このように、昔ながらの食べ物や、
しめ縄を飾って新年を迎えるといった古き良き文化を
知ってほしいという気持ちで活動されています。
それと同時に、新しい文化を新しい人たちに創造してもらい
応援をされています。
そのひとつが「よさこい」です。
紀州よさこい祭りが始まった時から、楠見地区で活動する
子どもたちを中心とした「楠見おどりっ子隊」を応援。
楠見中学校のブラスバンド(吹奏楽部)や
オリンピック選手を輩出している和歌山北高校の生徒へも
エールを送り応援を続ける宗さん。
最近では、駅伝も良い成績を上げているという北高校。
「おばちゃんたちは応援しています。」
と笑顔で話してくださいました。
「子どもたちと接することでパワーも元気ももらっています。」
この楠見地区に40年以上お住まいの宗さんに、
道路が良くなり急速に発展した楠見地区についてお聞きしました。
「昔は、大新の校区に住んでいて、大新はとても賑やか、
楠見は夜になるとカエルの声がきこえるようなところでした。
しかし、今は逆になったように便利なまちになりました。」
発展を続ける楠見で、
これからもお母さんパワーの活躍を期待します。
明日は「ゲンキトピックス」です。
お楽しみに。
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