2019年01月31日

1/31放送「まちかど通信36」〜公園の美化活動でわかやま環境賞・特別賞「西浜婦人会」☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

「まちかど通信36」
今回は雑賀地区をご紹介しています。
今日は、60周年を迎えた「西浜婦人会」の取り組みについて
37年間にわたって会長をつとめる
堰本信子さんにお話を伺いました。


堰本さん2.jpg


西浜婦人会の主な取り組みで永く続けているのが
高津(たかつ)公園の清掃・美化活動です。

「もう何十年も続けています。」とおっしゃる堰本さん。
調べてみると昭和56年(1981年)から。
今年で、38年になります。


高津公園3.JPG

雑賀小学校の南側、星林高校の東側にある「高津公園」は
地区の皆さんの憩いの場所。
この高津公園の清掃活動と花壇のお手入れ、花の植え替えや水やりを
西浜婦人会の皆さんが続けています。

夏の暑い時は、朝夕2回の水やりが必要だそうで、
お世話をするのも大変です。
しかし、道行く人たちが、
「ご苦労さま」
「お花可愛いですね」
と声をかけてくださることが
とても嬉しいとおっしゃいます。

「通る人の和みになれば」という思いで
活動を続けていらっしゃいます。

高津公園4.JPG

高津公園5.JPG

その永年の活動が評価され、昨年(平成30年度)
わかやま環境賞特別賞に選ばれました。

「これも励みになっています。
知事から賞をいただいたときは皆で写真を撮って来ました。
大喜びをしています。」



ところで、雑賀地区では毎年お盆の2日間、地区をあげての
「盆踊り」が開催されています。

この2日間は、小さなお子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで
500人もの皆さんが集います。

この時も西浜婦人会の皆さんには大きな役割があります。
毎年恒例の、売店です。

輪投げ・ヨーヨー釣り・フランクフルトなどのお店を出しているそう。
毎年恒例なので、この売店を目当てにやってくる子どもたちも多いとか。
そこで、堰本さんたちは、わなげの賞品も同じものにならないように
去年と違うものを用意したりして工夫をされています。

それはずべて
「地域の皆さんに楽しんでもらいたい」
という気持ちからです。

「このように
地域の皆さんが、何かでつながっていく
それが一番大切なことではないかと思うんです。」

堰本さんは、常日頃から地域の皆さんとつながっていればこそ、
独り暮らしの方がどこにいらっしゃるかということもわかるので
例えば、災害が発生しても、一緒に避難できるのではないか?
むしろ、このような人々のつながりを大事にしなかったら、
地域活動はありえない、とおっしゃいます。

高津公園の梅2.jpg


そんな「つながりを大切にー。」という思いから、
雑賀地区では、2年前から
「さえずり会」がスタートしました。

第2第4の日曜日、午後1時30分から4時までの間は
西浜の自治会館に、どなたでもお越しいただける
「おしゃべりをする場」を設けています。

おしゃべりしましょう、という意味で「さえずり会」。

1人でもグループでも、時間内であればいつ来て、
いつ帰っても自由。

最近ではおしゃべりだけでは済まなくて、簡単な手芸なども
行っているそうです。

堰本さんは、
「どなたがいらっしゃらなくても、私は1時半から4時までいます。
もしも、お独りでさみしくされているなら、
さえずり会にお越しください。」


それが堰本さんの願いです。

スタートした年は391人の方が来られ、
昨年はちょうど300人。

「今年は何人の方が来られるのか楽しみです。
これはずっとずっと続けていきたいと思っています。」


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ところで、放送ではお伝え出来ませんでしたが
毎年3月に開催されている
「和歌山市人権フェスティバル」での
劇団Qによる人権劇は、もうずっと堰本さんが脚本を書かれています。
演じる女優は和歌山市婦人団体連絡協議会の皆さんです。

「劇団Q」はクエスチョンのQ
お答えはそれぞれ皆さんの心の中にあります、という思いで
堰本さんは毎年脚本を書かれています。
今年も3月に「人権フェスティバル」が開催されます。
是非、劇団Qの「人権劇」にもご注目くださいね。


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明日は「ゲンキトピックス」です。
お楽しみに。


posted by 和歌山 at 07:25| 和歌山 | まちかど通信(2018) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする