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今日は「小学校訪問」シリーズ最終回。
和歌山市立安原小学校吉原分校の
「分校休校式典」の様子をお伝えします。
120年の歴史を持つ吉原分校は
今年度末(3月31日)をもって休校となるため
3月25日(日)、
「分校休校式典」が開かれました。
校庭には朝から、
これまでの卒業生や地元の方たちが大勢詰めかけ、
懐かしい学び舎の教室一つ一つを見て回り、
カメラに収めたりしていました。
午前10時から行われた式典は、
まず、在校生の6人の「開会宣言」でスタート。
安原小学校校長の山本幸司先生が
「この分校は明治5年、吉原小学校として開校し、
今年平成29年度で120年の節目を迎えました。
分校で子どもたちが学んだことは計り知れないものがあります。
今日まで築き上げられてきたものは永遠に不滅です。
今後とも、分校愛のともしびを灯し続けていただきたいと思います。」
とあいさつしました。
続いて、来賓として出席した方々の内、
卒業生である市議会議員の
山田好雄さんと吉本昌純さんは、
分校での思い出を語ってくださいました。
山田さんが入学したのは、
今から70年前戦後間もない頃のこと。
「私は、当時、分校へ来るのがとても楽しみでした。
それは、家の食事より
学校の給食の方が豪華で美味しかったからです。」
戦後の復興のさなかで、食べ物に不自由したこと、
学校での思い出などを話されました。
吉本さんは、昭和39年に入学されたそうです。
「入学して4年間学ばせていただきました。
といってもほとんど遊んでばかりで勉強した記憶が
あまりありません。
当時の先生に教わったのは昨日のことのようです。」
と1年生から4年生までの担任の先生の名前をあげながら
当時の様子を話されました。
そのあと、6人の児童たちは、
分校への思いを歌とメッセージで発表し、分校に伝わる伝統の
「分校太鼓」を披露しました。
式典の最後には、在校生の6人はじめ
安原小学校に通う5・6年生の分校卒業生、
そして来てくださった方々とともに
カウントダウンをして空に風船を放ちました。
「3・2・1〜」
色とりどりのたくさんの風船が、真っ青な空に高く飛んでゆきました。
「それぞれのこころの中に、分校の楽しい思い出を残してほしい。」
「子どもの声が聞こえなくなるのはさみしいです。」
「(卒業して)今は遠くにいますが、このために帰ってきました。
想い出がたくさんありすぎて。」
「主人のお祖父さんもお世話になりました。
さみしいですね〜。」
最後に、分校の最後の在校生6人の皆さんの声です。
「分校最高〜!ありがとう!」
吉原分校、120年間、ありがとうございました。
今年度、昨年度と、火曜日木曜日にお届けした「学校訪問シリーズ」は
この回をもって終了となります。
和歌山市立の小中学校、幼稚園、高校と、2巡させていただきました。
多くの児童生徒園児たちと触れ合い私もとても楽しい2年間でした。
本当にありがとうございました。
取材にご協力いただきました皆様に心から感謝申し上げます。
新年度からは、和歌山市内各地域をめぐる「まちかど通信」が
はじまります。
また、新しい出会いを楽しみにしております。
どうぞ、ご期待くださいね。 南くるみ
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