2018年03月28日

3/28放送 新シリーズ「和歌山城天守閣再建60周年」第1回☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

水曜日は「暮らしのゲンキ」です。
今日は、新シリーズ
「和歌山城天守閣再建60周年」第1回
和歌山城整備企画課 大山僚介さんと工藤直士さんに
お話を伺いました。


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まずは、天守閣再建までの和歌山城の歴史について
大山さんのお話です。

今年で再建60周年を迎える和歌山城天守閣は、
昭和33年10月1日に竣工しました。


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和歌山城は、
1585年に紀州攻めを行った羽柴秀吉が弟の秀長に銘じて
虎伏山の峰に創建されました。

のちに城主は、桑山氏、浅野氏と移り変わり、
1619年、徳川家康の10男頼宣55万5千石を拝領して入国し
徳川御三家のひとつ、紀州徳川家の居城となりました。

浅野氏が城主であった時代には、ほぼ現在と同じ連立式天守
建っていました。
大天守・小天守・2つの櫓が多門と呼ばれる渡り廊下で
繋げられている形式です。

1846年、落雷によりこの天守は焼失してしまいます。
御三家ということで特別に再建が認められ、
1850年、ほぼ今のかたちのまま再建されることになりました。

明治維新後、和歌山城は紀州藩のシンボルから
和歌山市のシンボルへと変わりました。
1935年に旧国宝に指定されましたが、1945年7月の和歌山大空襲で
惜しくも焼失してしまいます。
天守閣を失ったまま、和歌山市民は敗戦を迎えました。

天守閣のない虎伏山を見て、寂しさを感じた市民も多く、
再建を求める声もありましたが、戦後復興のさなか
なかなか計画は具体化しませんでした。

1951年から天守閣を復興するための積立金が市議会の予算で
始まりますが、再建の話が本格化するのは1955年以降のことです。
1956年に和歌山城再建事務局、和歌山城再建期成会がつくられ、
寄付金の募集活動が行われます。

住宅難の問題がまだ解消されていなかった中、天守閣を再建するのは
その問題が解決されてからだと、時期尚早を唱える人たちもいましたが、
最終的には総工費1億2000万円の内、約半分の5700万円もの寄付が集まり
1958年10月1日に竣工式が開催されました。

再建60周年の今年はイベントも色々開催されます。
現在行われているイベントなどに付いて
工藤さんにお聞きしました。


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まずは、60周年を知っていただくために
のぼりや横断幕を製作して掲示しております。
また、イベントのチラシなどには、和歌山城再建60周年のロゴを
入れていただきPRをしています。


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また、にぎやかに60周年を盛り上げていただきたいので、
今年1年間、和歌山城の西の丸や砂の丸広場を使用する際の
使用料が無料となっています。

さて、現在、開催が決まっているイベントとして、
本田技研工業の「スーパーカブ」が、同じ60周年。
そこで、4月22日(日)には、和歌山城にカブで来てくださった方には
天守閣入場券をプレゼントするなどイベントを実施します。


詳しくはこちらをクリック!


また、図書館や博物館でも「再建60周年」の展示を行う予定で
わかやま歴史館の展示も行う予定です。


また、和歌山城では、今「桜まつり」開催中です。
是非、お花見に和歌山城にお越しください。


詳しくはこちらをクリック!



明日は「小学校訪問㊼」です。
お楽しみに。

posted by ゲンキ和歌山市 at 07:25| 和歌山 ☀| 暮らしのゲンキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする