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今日も「暮らしのゲンキ」をお届けしました。
今日は「献血」について
和歌山市保健所総務企画課の勘者ゆかりさんにお話を伺いました。
日本では、1日平均約3000人の患者さんが
輸血を必要としています。
献血で集められた血液の80%以上は
がんや白血病などの病気の治療のために
定期的に輸血を必要とする患者さんや、
心臓手術を受ける患者さんに毎日使われています。
血液の役割を代わりに果たすことが出来る手段は
現在のところ、まだありません。
交通事故などのけがの治療のときに輸血が行われる
イメージをお持ちの方もあるかもしれませんが、
けがの治療に使われる血液製剤は、全体のわずか3.5%ほどです。
和歌山県でも献血が必要な方は1日140人以上います。
また、血液は科学が進歩した現在でも
人工的に造ることが出来ませんし、生きた細胞なので
長期間保存することも出来ません。
輸血に必要な新鮮な血液をいつまでも十分に確保しておくためには
絶えず、献血していただいた血液が必要となります。
そのために毎日県内のどこかで献血が実施されています。
平成28年度、和歌山県での献血者のうち65%が、
40代から60代の方々のご協力で、
10代から30代の方々の協力者はわずか35%でした。
少子高齢社会の進展により、若い世代の献血者が減少しています。
数十年前と比べると、全国で90万人、
和歌山県では約7千人が減少しています。
このまま推移すると、近い将来、病院へ血液を十分に届けられなく
なってしまうかもしれません。
そこで、若い世代の方を中心に、献血への理解と協力を呼び掛けています。
毎年1月1日から2月28日まで
「はたちの献血キャンペーン]
を実施しています。
先日、ニュースで取り上げられていたのでご覧になった方も
あるかもしれませんが、
今年は広瀬すずさんをキャンペーンキャラクターとし
献血者が減少しがちな冬季において
安全な血液製剤の安定供給を確保するため、
新たに成人式を迎える「はたち」の若者を中心として
広く国民各層に献血運動を全国で盛り上げることを
目的としています。
記念品のプレゼントもありますので、この機会にぜひ
献血にご協力いただたことがある方もない方も
積極的に献血へのご協力をお願いいたします。
全血献血の所要時間は約40分ほどです。
わずか40分で助かる命があります。
献血は、献血バスや
JR和歌山駅前にある献血ルームで
協力していただけます。
様々なプレゼントやキャンペーンも行われていますので
一度足を運んでみてください。
献血ルームは毎週金曜日は定休日ですが、年末年始も休みなく
献血を受け付けています。
受付時間は、9時半から13時と、14時から17時です。
献血バスの予定は、和歌山県赤十字血液センターのホームページに
掲載されていますので、参考にしてください。
献血には、献血者の健康を守るために年齢や体重、献血の間隔など
さまざまな基準が設けられています。
また、海外旅行に行っていたり、薬を飲んでいたりすると
献血できない場合があります。
献血の基準など詳細についても和歌山県赤十字血液センターの
ホームページに掲載されていますのでご確認ください。
お電話でお問い合わせの方は、
☎073-499-7724(和歌山県赤十字血液センター)まで。
詳しくはこちらをクリック!
明日も「暮らしのゲンキ」です。
お楽しみに。