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水曜日は「暮らしのゲンキ」です。
今日は「冬場の食中毒予防」
特に「ノロウイルス」について
和歌山市保健所 生活保健課の
安田憲朋(やすだのりとも)さんにお話を伺いました。

食中毒といえば、夏場に起こるイメージがあるかもしれませんが、
実際には年中発生しています。
特に、これからの季節(冬11〜3月)は
ノロウイルスによる食中毒が多発します。
全国で1年間に起こる食中毒事件の患者数は
約2万人から3万人です。
このうち、ノロウイルスによる食中毒患者数は、
約1万人から1万8千人程度と、
全患者数の約半数を占めます。
食中毒は飲食店だけでなくご家庭でも起こります。
ノロウイルスのことを知って、食中毒を予防しましょう!
ノロウイルスに感染すると
下痢・発熱・嘔吐等が1〜2日間続きます。
軽い風邪のような症状になることもあります。
感染しても、症状がない人もいます。
これまで、ノロウイルスが直接的な原因となって死亡した人はいませんが、
感染力が強いので急速に広く流行する恐れがあります。
感染経路は
ノロウイルスは口から入ってきます。
ウイルスの蓄積した二枚貝を加熱不十分な状態で食べたり、
感染した人が調理などをして
ウイルスに汚染された食品を食べたりすると感染します。
また、とても小さなウイルスなので、
ウイルスはホコリのように舞い上がることがあります。
患者さんの嘔吐物等の処理が不十分だと、
そこからウイルスが舞い上がって食品を汚染したり、
直接口に入って感染したりします。
予防のポイントは、
@嘔吐・下痢など、ノロウイルスにかかったかな?
と思ったら、調理に携わるのは控えましょう。
A食品を扱う方は、食品に触る前に
しっかりと石鹼で手洗いを行ってください。

特に、トイレに行った後や、
患者さんの嘔吐物を処理した後などは
入念に手を洗ってください。
B二枚貝など、食品はよく加熱してから食べましょう。
C調理器具はよく消毒してから使いましょう。
ノロウイルスに対して、
エタノールや逆性石鹸はあまり効果がありません。
塩素消毒や熱湯消毒を行いましょう。

冬場は特に「ノロウイルス」による食中毒に
注意しましょう。
明日は「小学校訪問㉛」です。
お楽しみに。