2017年12月05日

12/5放送 「小学校訪問㉙」根来鉄砲隊と小倉の歴史〜小倉小☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

今日は「小学校訪問㉙」
和歌山市立小倉小学校にお邪魔しました。

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小倉小学校では、
小倉小学校区子どもセンターの取り組みとして
このほど、根来鉄砲隊をお迎えし、
鉄砲の歴史や小倉地区とのつながりについて学習しました。


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光恩寺(こうおんじ)っていうお寺知ってる人?」

一斉に手が挙がります。

「めっちゃ、近い!」

小倉地区にある光恩寺は、みんなが良く知っているお寺。
ここに、根来に鉄砲を伝えたと言われる
津田監物算長(つだけんもつかずなが)のお墓があります。


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1543年、鉄砲が種子島から伝来。
津田監物は、自ら種子島に渡り、鉄砲と火薬の製法を習い
これを根来の地に伝えたと言われています。

当時の根来寺は、高野山をはるかにしのぐ大勢力を誇っていました。
その根来寺にある僧兵の寺「杉の坊」の院主が
津田監物の弟、明算であったそうです。

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津田監物が編み出した「津田流古式砲術」は、
日本で最初の砲術と言われています。

このような歴史について学んだあと、
実際に鉄砲に触れてみました。

ずしりとした重い鉄砲。
構え方を教えてもらって、子どもたちがやってみます。

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「重たい」と言いながら
カッコよく構えていました。


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参加した、保護者や地域の方たちも興味津々。
細かい細工が施された立派な鉄砲をじっくり見たり、
扱い方、火薬の入れ方や掃除の仕方など
質問していました。

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そして、そのあとは、グラウンドに出て
鉄砲隊の演武です。

根来鉄砲隊の皆さんは僧兵の姿で
凛々しく勇ましく鉄砲を構えます。

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「構え!」
「火蓋切れ!」
「放て!」


お腹の底から響きわたる大迫力の音。
大きな拍手が鳴り響きます。


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想像以上の大きな音圧に、子どもたちも驚いた様子です。

「心臓に悪い!」という子も。

「久しぶりに聞いてわくわくします。」というお父さん。
すごいですね〜。初めて見ました。」と話す女性。
皆さん、思い思いの感想を話していました。

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そして、西本校長先生の感想です。
「先生も予想以上、予想の10倍以上の音でした。
風圧、音圧が身体に伝わってくる迫力のある
鉄砲の演武でした。ありがとうございました。」


最後はみんなで記念撮影。

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鉄砲と小倉地区の歴史を知る素晴らしい機会となりました


「小倉小学校」はこちらをクリック!


明日は「暮らしのゲンキ」です。
お楽しみに。


posted by 和歌山 at 07:25| 和歌山 ☔| 小学校訪問(2016) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする