2017年09月21日

9/21放送 「小学校訪問㉑」たばこの怖さを知ろう〜砂山小☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

今日は「小学校訪問㉑」
和歌山市立砂山小学校にお邪魔しました。

砂山小学校では、このほど
「たばこ問題」についての学習が行われました。


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砂山小学校では、3年生と5年生を対象に、
毎年「禁煙教育」を行っていますが、
取材にお邪魔した日は5年生の児童たちが対象。

はじめに、
和歌山禁煙教育ボランティアの会
代表 西畑昌治
(にしばたまさはる)さん
が、
たばこの害について画像を見せながらお話しました。


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健康な人の肺とたばこを吸っている人の肺。
それぞれの画像を示して、たばこを吸っていると
肺も汚れてくることや、
ニコチン中毒となってなかなかやめられないこと、
「百害あって一利なし」とたばこの怖さを話しました。

西畑さんは、
「たばこが身体に悪いということはみんな知っています。
しかし、いちばん知ってほしいのはやめられないということ。
だから最初から吸わないでほしい。
すぐに害が出るのではなく、30年50年経って大きな害が
出てきます。」

とたばこの怖さを訴えています。

つぎに、
たばこ問題を考える会畑中孝之(はたなかたかゆき)さんが、
自らの体験をお話しました。


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「こんにちは。」

畑中さんの声に児童たちは戸惑い気味に
「こんにちは。」と返します。

畑中さんは、永年のたばこが原因の病気で
19年前に声帯を失い、
現在は、「人工喉頭」という器具を喉に当てて
声を発しています。
そのため、機械的な声に聞こえます。

畑中さんは、自らの体験を小学校から高校までの児童生徒に
たばこの害の怖さを訴え続けています。

「(声が)珍しいので、はじめはみんなびっくりしています。
そのせいか、よく話を聞いてくれます。
たばこを吸い続けるとこのような病気になる可能性があるから
たばこを吸うのは止めなさいと話しています。」

とおっしゃっています。


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児童たちに感想を聞きました。
「たばこは毒のかんづめなので、できるだけ煙を吸わないように
したいです。」

「たばこは、本当にしか入っていないので、絶対に
僕は吸わないようにしようと思います。」

「家族では全く吸う人はいません。」
「前にもお話を聞かせてもらって家族にも話しました。
今回のお話を聞いてもう一度説得しようと思います。」

「(たばこを吸うと)大人になって色々な病気になるので
はじめの1本がすごく怖いんだなと改めてわかりました。」



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砂山小学校校長の府中恵理先生は、
「5年生は、小学校高学年に差し掛かって、たばこなどに
いちばん興味を持つ時期でもあるので、
初めの第一歩が間違った道に進んでしまわないよう
友達からの誘いやいろんな人からの誘い、またカッコイイかなという
憧れの気持ち、そういう気持ちを自分でコントロールできる機会を
この大切な時期に出会わせたいなと思っています。

また、副流煙のお話もありましたが、たばこは自分だけでなく
周りの人にも迷惑をかけてしまうことを考える機会ということで
(5年生は)ある程度、自分で判断できる力も身に付いてくる頃なので、
いちばん適切な時期じゃないかなと思っています。」


児童たちにとっては、
たばこについて知る、大切な機会となったようですね


「砂山小学校」はこちらをクリック!



明日は「ゲンキトピックス」です。
お楽しみに。
posted by ゲンキ和歌山市 at 07:25| 和歌山 ☁| 小学校訪問(2017) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする