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今日は「小学校訪問㉑」
和歌山市立砂山小学校にお邪魔しました。
砂山小学校では、このほど
「たばこ問題」についての学習が行われました。

砂山小学校では、3年生と5年生を対象に、
毎年「禁煙教育」を行っていますが、
取材にお邪魔した日は5年生の児童たちが対象。
はじめに、
和歌山禁煙教育ボランティアの会
代表 西畑昌治(にしばたまさはる)さんが、
たばこの害について画像を見せながらお話しました。

健康な人の肺とたばこを吸っている人の肺。
それぞれの画像を示して、たばこを吸っていると
肺も汚れてくることや、
ニコチン中毒となってなかなかやめられないこと、
「百害あって一利なし」とたばこの怖さを話しました。
西畑さんは、
「たばこが身体に悪いということはみんな知っています。
しかし、いちばん知ってほしいのはやめられないということ。
だから最初から吸わないでほしい。
すぐに害が出るのではなく、30年50年経って大きな害が
出てきます。」
とたばこの怖さを訴えています。
つぎに、
たばこ問題を考える会の畑中孝之(はたなかたかゆき)さんが、
自らの体験をお話しました。
「こんにちは。」
畑中さんの声に児童たちは戸惑い気味に
「こんにちは。」と返します。
畑中さんは、永年のたばこが原因の病気で
19年前に声帯を失い、
現在は、「人工喉頭」という器具を喉に当てて
声を発しています。
そのため、機械的な声に聞こえます。
畑中さんは、自らの体験を小学校から高校までの児童生徒に
たばこの害の怖さを訴え続けています。
「(声が)珍しいので、はじめはみんなびっくりしています。
そのせいか、よく話を聞いてくれます。
たばこを吸い続けるとこのような病気になる可能性があるから
たばこを吸うのは止めなさいと話しています。」
とおっしゃっています。
児童たちに感想を聞きました。
「たばこは毒のかんづめなので、できるだけ煙を吸わないように
したいです。」
「たばこは、本当に毒しか入っていないので、絶対に
僕は吸わないようにしようと思います。」
「家族では全く吸う人はいません。」
「前にもお話を聞かせてもらって家族にも話しました。
今回のお話を聞いてもう一度説得しようと思います。」
「(たばこを吸うと)大人になって色々な病気になるので
はじめの1本がすごく怖いんだなと改めてわかりました。」

砂山小学校校長の府中恵理先生は、
「5年生は、小学校高学年に差し掛かって、たばこなどに
いちばん興味を持つ時期でもあるので、
初めの第一歩が間違った道に進んでしまわないよう
友達からの誘いやいろんな人からの誘い、またカッコイイかなという
憧れの気持ち、そういう気持ちを自分でコントロールできる機会を
この大切な時期に出会わせたいなと思っています。
また、副流煙のお話もありましたが、たばこは自分だけでなく
周りの人にも迷惑をかけてしまうことを考える機会ということで
(5年生は)ある程度、自分で判断できる力も身に付いてくる頃なので、
いちばん適切な時期じゃないかなと思っています。」
児童たちにとっては、
たばこについて知る、大切な機会となったようですね


明日は「ゲンキトピックス」です。
お楽しみに。
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