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水曜日は「暮らしのゲンキ」です。
和歌山市役所のお仕事紹介
今回は「都市再生課」をについて
都市再生課 再開発班の成瀬正規さんにお話を伺いました。
市役所本庁舎9階の都市再生課は、
まちなか再生班、再開発班、地域まちづくり班
の3班に分かれています。
まちなか再生班は、
まちなか再生のため、コンパクトシティ形成に向けて、
都市機能の誘導やにぎわい創出の業務を行っています。
まちなか居住を推進するなど、
市内外の人に選ばれるまちづくりを進めています。
地域まちづくり班は、
各地域の特色あるまちづくりの支援や、
景観計画の推進などの業務を行っています。
まちなか再生班との2班で市内全体の活性化を図っています。
再開発班は
都市再開発を行う班です。
再開発とは、都市機能の低下した地域に対して、
都市機能の再構築や居住性向上をし、
魅力あるまちづくりを実現することです。
権利者の財産と生活を守りながら、共同で建て替えを行い、
建築規制の緩和や補助制度等を活用しつつ、
行政と民間がパートナーシップを組み、
都市をよみがえらせていく事業手法です。
言葉で説明すると難しいと思いますが、
都市機能とは、水道や電気、道路や役所機能、商業や観光、
学校などの教育、病院などの医療、こういったものが含まれます。
つまり、生活していくための機能すべてが
都市機能と呼ばれるものになります。
もちろん、まちなかと郊外とで必要なものは違います。
まちなかであれば、大学や百貨店、市民ホールや図書館など
大型の施設や教育機関が必要です。
各地域では、コミュニティセンターや医療機関、スーパーなどの小売店
こういったものが必要になってきます。
再開発では、前者となります。
成瀬さんは、市役所に入って1年目。
仕事のやり甲斐や苦労した点などについてお聞きしました。
「再開発は大事業で、何年も目に触れ残っていく仕事。
市民のみなさんにどのように利用してもらえるか、
まちににぎわいをもたらせるか、
そういったところにやり甲斐や楽しみを感じています。」
苦労している点としては、
業務で使用する用語に
「まだまだ付いて行けないこと」だそうです。
また、気を付けている点としては、
「事業が大きいため、設計書が膨大な量になります。
使用される部品など細かいところまで価格等をチェックするのが
大変な作業です。
また、事業費も大きな額になります。
一桁違えば相当な金額の相違が生まれます。
そういった点についても意識しながら業務に当たっています。」
現在、和歌山市駅の再開発事業が進められています。
成瀬さんは
「新たなランドマークとして生まれ変わります。
期待していてください。」
と話しています。
最後に、メッセージとして
「和歌山市は、人口減少や若者の流出など、課題を抱えています。
そのため、まち全体に活気や賑わいが少なくなってきていると
思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、
そうでもありません。
和歌山市のまちなかでは、さまざまなお店がオープンしたり、
大小の楽しいイベントがたくさん行われています。
市民のみなさんが来て下さることで、まちもにぎわい、
経済も活性化し、和歌山市の活力になっていきます。
是非、和歌山市のまちづくりを見てみてください。」
と成瀬さんは呼び掛けています。

明日は「小学校訪問」です。
お楽しみに。