2017年08月28日

8/28放送 「食中毒予防」について☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

月曜日は「暮らしのゲンキ」
今日は「食中毒予防」について
和歌山市保健所 生活保健課の江川勝明さんにお話を伺いました。


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猛暑の毎日。
「食中毒注意報」も耳にするこの季節。
食中毒には十分な注意が必要です。

そこで、改めて「食中毒予防」についてお聞きしました。

食中毒は飲食店での食事が原因で発生すると思われがちですが
家庭でも起こっています。
家庭での食中毒は、症状が軽かったり、
ご家族全員には症状が出なかったりで、
食中毒であると認識されないことが少なくありません。

食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、
体内に侵入することで発生します。

食中毒を防ぐには、原因となる細菌を食べ物に付着させない
食べ物に付着した細菌を増やさない
食べ物や調理器具に付着した細菌をやっつける

また、ウイルスの場合は、食品中では増えないので、
「増やさない」は当てはまりません。

ごくわずかな汚染によって食中毒を起こしてしまうので
「食品に付けない」を確実に実行するためには、
調理者はもちろんのこと、調理器具、調理環境などの
調理場全体がウイルスに汚染されていないことが
きわめて重要になります。

調理場内にウイルスを持ち込まない。
仮に持ち込んだとしても、それを拡げないことが大切です。

ウイルスによる食中毒を予防するためには、

ウイルスを調理場内に持ち込まない
調理器具にウイルスを拡げない
食べ物にウイルスを付けない
付着してしまったウイルスを加熱してやっつける

以上の4つのことが原則となります。

菌を付けないためには
必ず手を洗いましょう
また、まな板などの器具から菌が付着しないように
使用の都度、きれいに洗い、出来れば殺菌をしましょう。

食べ物に付着した菌を増やさないためには、
低温で保存することが重要です。
出来るだけ早く冷蔵庫に入れましょう。

ほとんどの細菌やウイルスは、加熱によって死滅します。
食品の中心部が75℃1分間以上加熱をすることが目安となります。

ウイルスの場合は、調理場内へウイルスを持ち込まない、
拡げないことが重要となります。

嘔吐や下痢の症状は、原因となる物質を排除しようという
体の防御反応です。
市販の薬をむやみに服用しないようにし、
早めに医師診断を受けるようにしてください。


「食中毒予防」についてはこちらをクリック!


明日は「中学校訪問O」です。
お楽しみに。



posted by ゲンキ和歌山市 at 07:25| 和歌山 ☁| 暮らしのゲンキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする