2017年08月02日

8/2放送 「献血」にご協力を☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

水曜日は「暮らしのゲンキ」です。
今日は「献血」について
和歌山市保健所総務企画課の勘者(かんじゃ)ゆかりさんに
お話を伺いました。


CCI20170802.jpg


血液は、人間の生命を維持するために欠かすことのできない成分です。
血液は、体内から一定量が失われると命にかかわります。
また、血液の持つ機能が正常に動かなくなると病気になったりします。
けがや病気の治療のために輸血が必要となりますが、
輸血用血液は、献血によってしか確保することが出来ません。

血液は、科学が進歩した現在でも人工的に造ることが出来ませんし、
生きた細胞なので長期間保存することも出来ません。
輸血に必要な新鮮な血液をいつでも十分に確保しておくためには
絶えず、献血していただいた血液が必要となります。

献血は、
(全血献血の)400ml献血と、200ml献血
(成分献血の)血小板成分献血と、血漿成分献血
です。

医療の現場では、副作用を軽減するため、
400ml献血と成分献血の血液を多く求められています。
そのため、血液センターでは
400ml献血成分献血を中心にお願いしています。

献血は、l6歳から69歳までの健康な方であれば、
健康への影響はほとんどありません。
しかし、健康状態が良くないときの献血は、
本人の健康を損なうおそれがあるうえ、
輸血を受けた患者さんの健康にも
深刻な影響を及ぼしてしまうこともあります。

そこで、両者を守るために年齢や体重、献血の間隔など
さまざまな基準が設けられています。

400ml全血献血では、男性は17歳から69歳まで
女性は18歳から69歳までの方で
体重が男女とも50s以上の方が献血できます。

成分献血では、男女とも18歳から、
男性は45kg以上、女性で40kg以上の方が可能となっています。

ただし、上記の採血基準を満たしていても、
薬を服用している、予防接種を受けた、
4週間以内に海外から帰国したなど、
問診結果によっては献血できない場合があります。

詳しくはこちらをクリック!


献血の手順は、
まず受付をすませて、説明書の内容を理解・同意いただいた後、
医師による問診や、血圧や血液比重の測定を行い、
健康状態に問題がないと確認されれば献血を開始します。
献血後にしばらく休憩をとっていただき、終了となります。
全血献血の場合、受付から献血後の休憩まで約40分です。

献血への協力者数はここ数年減少傾向ですが、
その中にはリピーターも数多く含まれています。
さらに世代別で見ますと、10代から30代の若年層の減少傾向が
著しく、特にこの10年間で約3割も落ち込んでいます。
その理由として考えられるのが、少子化による影響以外にも
献血への関心の薄れといった若者の献血離れ等が挙げられます。

一方で、輸血を受ける人の約8割を50歳以上が占めています。
今後、少子高齢化の進行によって、若い世代の人口が減る一方で
輸血を必要とする高齢者の割合はますます増加すると予想され、
血液を安定的に供給するためには、
今まで以上に皆様からの献血へのご協力をいただく必要があります。


CCI20170802_0001.jpg


特に若い世代の方たちには積極的にご協力いただきたいです。
今まで、献血をしたことのない方は、
献血ルーム献血バスを見たら
ほんのちょっとの勇気を出して、、足を運んでみてください。

また、例年、夏の暑い時期には、献血者が減少し血液が不足する
傾向があります。
すでに献血にご協力いただいたことのある方も、
これから継続的なご協力をお願いできればと思います。

和歌山市役所前でも、毎月25日ごろに、
献血車両での献血を実施しています。

次回は、8月25日金曜日、午前10時から12時。
午後1時から4時半まで、市役所本庁舎1階のロビーで
受付します。
ひとりでも多くの市民のみなさまの「愛の献血」への
ご協力をよろしくお願いします。

詳しくはこちらをクリック!


明日は「中学校訪問J」です。
お楽しみに。
posted by ゲンキ和歌山市 at 07:25| 和歌山 ☁| 暮らしのゲンキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする