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水曜日は「暮らしのゲンキ」です。
今日は「チャレンジ健康わかやま」の取り組みから
食生活面での課題「朝食欠食」につて
和歌山市保健所地域保健課の金谷裕代さんに
お話を伺いました。
和歌山市では、現在、市民の健康面の問題点や課題の解決に向けて
食生活や運動など9つの分野で目標を立てて取り組んでいます。
その健康づくり計画の通称が
「チャレンジ健康わかやま」です。
その中で、今回は食生活面での課題のひとつ、
朝食欠食についてご紹介します。
20歳以上の方の朝食習慣について、
どのようにして市民の皆さまの現状を把握しているかですが、
市政世論調査の「あなたは朝食を食べますか。」という問いで
把握しています。
選択肢は、
「毎日食べる」「ときどき食べる」「食べない」
の3つで。その中の「ときどき食べる」「食べない」を選んだ場合を「欠食」としています。
平成28年度のデータでは、
性別で見ると女性よりも男性にに欠食が多く、
年代別では、20代の欠食が多くなっています。
朝食は、なぜ必要なのか?
それは、夜、眠っている間、
からだを動かしていなくても、
脳や内臓など体の中は動き続けているので、
エネルギーを消費しています。
朝ごはんを食べないと、
血糖(血液中のブドウ糖の量)が少なくなり
脳がエネルギー不足の状態になるため、思考力が低下したり、
イライラしやすくなります。
改善のポイントとしては、
無理に食べるのではなく、
食べたくなる状況をつくるということです。
例えば、朝、食欲がない時は、晩ご飯を食べ過ぎていないか、
夕飯後に間食をしていないかなどを見直して、
朝、お腹がすいている状態をつくるようにしてください。
また、高校生への調査で、
朝食を食べない理由を聞いたことがありますが、
「食欲がない」という理由は2位で、
ダントツ1位が「時間がない」でした。
時間をつくるためには、朝、早く起きる必要があります。
早く起きて、からだを動かしていると、
時間が経つにつれて、お腹がすいたと感じてきます。
そんな時に、美味しい香りがキッチンから漂ってくれば
最高だと思うのですがいかがでしょうか?
また、朝、早く起きるためには、夜早く寝る必要があります。
朝食欠食は、食事だけでなく、
生活リズムの問題でもあります。
乳幼児栄養調査という全国調査の結果では、
2〜6歳の子どもについて、
起きる時間、寝る時間が早いほど、
朝食を必ず食べていました。
平日、午前6時台におきている子のうち、
96.9%の子が朝食を必ず食べています。
これに対して、起きる時間が決まっていない子の場合、
朝食を必ず食べている子は53.8%でした。
小さいお子さんの場合は、保護者が
きちんとしたリズムを作ることを心がけてください。
金谷さんは
「20〜30代の若い方々、そして男性の方々、
是非、朝食を食べる習慣を身に付けていただければと思います。
朝から、朝食を美味しいと感じて食べることで、
皆様が今日も1日、元気に過ごせることを願っております。」
と呼び掛けています。
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明日は「小学校訪問」です。
お楽しみに。