2016年11月30日

11/30放送 「肝炎ウイルス陽性者フォローアップ事業」☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

水曜日は「暮らしのゲンキ」
今日は「肝炎ウイルス陽性者フォローアップ事業」
について
和歌山市保健所保健対策課の中居徳子さんにお話を伺いました。


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「肝炎」とは、肝臓に炎症が起こって、肝細胞が壊される病気です。
その原因の多くは、肝炎ウイルスの感染によるものです。

肝炎ウイルスには、主にA型、B型、C型、D型、E
5種類がありますが、
中でもB型・C肝炎ウイルスは慢性化して
肝硬変や肝がんに進行しやすいことがわかっています。

さらに、B型・C型肝炎は、自覚症状が出にくいので、
感染に気づいていない人がいることはもちろん、
感染していることを知りながらも治療につながっていない人が
全国に少なくとも53万人も存在すると推定されています。

B型・C型肝炎ウイルスは、治療方法が進歩してきており、
重症化する前に治療を行うことで治る、
またはコントロールが可能になってきています。

以前はインターフェロンという注射が治療の中心でしたが、
最近は飲み薬での治療が主流で、中でもC型肝炎については、
インターフェロンを使わずとも効果が高いインターフェロンフリー製剤
というお薬も出てきており、高齢の方でも治療が出来るようになりました。

和歌山市では、今年度から
肝炎ウイルスに感染している方で、希望する方にフォローアップを行っています。
事業内容は、年に1回程度、受診状況を確認し、
受診していない場合は必要に応じて受診をお勧めしたり、
肝炎に関する相談もお受けしています。

希望された方には
肝臓疾患にまつわる講座などの情報も適宜ご案内しています。

治療が終了しても経過観察が必要な方や
肝硬変や肝臓がんなどで経過観察中の方などで
要件が該当する方については、
和歌山県定期検査費用助成制度
が受けられる場合もありますので、
詳細についてはお問い合わせください。

また、市の制度を利用して肝炎ウイルス検査を受けられた方で、
感染が判明した方につきましては、
保健所から事業のご案内の連絡をさせていただく場合もあります。


B型及びC型肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、
血液検査でしかわかりません。
今まで、検査を受けたことがない方については、
まずは一度検査を受けることをお勧めします。

和歌山市保健所では、今まで検査を受けたことがない方を対象に
毎月第3水曜日 
9時〜11時検査を実施
しています。
次は12月21日に行います。
予約制となっていますので、お電話をお待ちしています。

お問い合わせは、
☎073-488-5118(和歌山市保健所保健対策課)まで。


詳しくはこちらをクリック!


明日は「小学校訪問㉜」です。
お楽しみに。


posted by 和歌山 at 07:25| 和歌山 ☁| 暮らしのゲンキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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