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月曜日は「暮らしのゲンキ」です。
今日は「犬や猫の飼い方」と「地域猫対策」について
和歌山市保健所 生活保健課
獣医師の中村一男さんにお話を伺いました。

犬を飼い始めたら、飼い主さんにまずやっていただきたいこととして、
狂犬病予防法に基づいて、
「犬の登録」「狂犬病予防注射」を必ず行っていただく義務があります。
最近多いお問い合わせとして、
「登録」について、
飼い主さんが引越しをする場合や、
すでに登録済みの犬を譲り受けて買うことになった場合など、
犬もそのままで良いのではなく、
「登録の変更届」が必要です。
「狂犬病予防注射」については、
毎年4月に集合注射として、
和歌山市内の支所連絡所などで行われていますが、
その場所に行けなかった場合や
犬を飼い始めたが、まだ予防注射を受けていないなどの場合
時期を問わず動物病院で予防注射を受けることが出来ます。
飼い犬には、必ず狂犬病予防注射を受けるようにしましょう。
ところで、犬の「登録」「注射」を済ませた場合には、
金属製の鑑札やプレートをもらえますので、犬の首輪に装着しましょう。
加えて、迷子対策として首輪に連絡先を書いたり、
名札やマイクロチップなどのご検討もよろしくお願いいたします。
万が一、犬が迷子になった時の備えとして、犬が家に帰れるよう
所有者明示をお願いいたします。
猫の飼主さんへは、
犬のような登録制度はありませんが、首輪に名札を付けるといった
所有者明示で迷子になった時の備えをよろしくお願いいたします。
迷子や予定外の妊娠、交通事故、怪我や病気などの危険から
猫を守るために「完全室内飼育」をお願いいたします。
ところで、和歌山市でも
「地域猫対策認定事業」が始まりました。
「地域猫対策」とは、
野良猫に関する問題、例えば、家の周囲におしっこなどをする、
鳴き声がうるさい、仔猫が産まれて増えていくといった問題を
地域住民やボランティア、行政の三者が連携協働して取り組み、
解決するとりくみです。
具体的には、野良猫に不妊去勢手術をしたうえで、
一定のルールの上で、決められた時間、場所でエサを与える、
猫用のトイレを設置するといったように
地域猫として管理をします。
産まれてきた命は守りつつ、無秩序には増やさない、
「地域猫対策」は、エサやりだけを行う今までの行為とは全く異なります。
中村さんは
「かわいそうな猫を助けたい、野良猫で迷惑しているという方、
和歌山市内で地域猫対策をお考えの方は、
和歌山市保健所までご相談ください。」
と呼び掛けています。
お問い合わせは、
☎073-488-5114(生活保健課)まで。


画像提供=生活保健課
明日は「中学校訪問」です。
お楽しみに。