4/19放送 「学校訪問�D」〜伝統の朝稽古 東和中学校剣道部☆

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（今日の放送はこちらからお聴きいただけます）

今日は「学校訪問�D」
和歌山市立東和中学校　剣道部をご紹介しました。


（部員の皆さんと東方校長先生=右端）


体育館に響く元気な掛け声、打ち合う竹刀の音。
平日、朝6時30分から8時前まで、
剣道部は恒例の「朝稽古」を行っています。






私がお邪魔したのは、午前7時。
体育館には元気いっぱいの声が響き渡っていました。







創部20数年。
数々の好成績を誇る、東和中・剣道部。

平成24年、25年には、全国大会で女子団体でともに第3位。
個人戦でも、女子が2年連続で第3位受賞。
また、「第65回和歌山市中学校総体」では優勝
同年、秋季男子団体優勝、
同年、夏期女子団体優勝、
第56回　和歌山県下剣道大会中学生女子の部で優勝など
県や市の大会では、数々の優勝。

平成25年度和歌山市スポーツ奨励賞
第52回和歌山県スポーツ賞、など
数々の輝かしい受賞をされています。
また、昨年の「紀の国わかやま国体」では、
現在高校生になった卒業生や、
女子の指導者の坂口華乃子（さかぐちかのこ）先生が活躍、
チーム和歌山の優勝に貢献しているそうです。





3年生で男子キャプテンの下村亮（しもむらりょう）くん
同じく3年生で女子キャプテンの中尾可奈（なかおかな）さんに
お話を伺いました。



（中尾さん、下村くん）


お2人は毎朝、5時半起床だそう。
「辛い時もある」と下村くん。
「慣れれば大丈夫」と中尾さん。

稽古は朝だけでなく、放課後もあります。
土日も午前中。試合前になると土日の午後も。

下村くんは、年長のころから剣道を始めたそう。
お兄さんが剣道をやっていてそれを観に行ったのがきっかけ。
中尾さんは、中学生になってから。
お父さんとお姉さんが剣道をやっていて、
お姉さんは東和中剣道部で頑張っていたからだそうです。

実際、剣道をやっていてどうですか？とお聞きしました。
下村くんは、
「しんどい時もあるけど、試合で勝つと嬉しいので頑張っています。」
特に、小学生の時は近畿大会で優勝した経験もあり、
その時のことがとても大きな励みになっているようです。

中学生になってから始めた中尾さんは、
「最初は良く分からなかったけど、剣道というやり方がわかってから
とても楽しいです。
初めはきつかったけど、慣れればついて行けるようになりました。」
と話しており、今は剣道一色の毎日です。





お2人に、これからの目標についてお聞きしました。

下村くんは、
「日本一です！」
中尾さんも
「県大会で優勝することです！」と
きっぱりと答えてくれました。

「先輩たちが作ってくれた歴史を超えられるような成績を残したいです。」
「自分たちの出し切れる力を全部出したいです。」

キャプテンとしての自覚、さすがです。
これからに大きく期待したいですね！


（校庭にある数々の優勝モニュメント）


剣道部の顧問で、自ら剣道をライフワークとして
取り組まれている
校長の東方美喜夫（とうほうみきお）先生に
お話を伺いました

東方先生も、中学生の頃、
現在、平日の朝稽古の指導に来られている、元校長の丸山先生に教わり
教頭として東和中学校に赴任したのが8年前。
それからは丸山先生とともに剣道部の指導に当たっています。

「朝稽古は、剣道部創部時から続いている伝統です。
当時は朝6時から。今は6時半からやっています。
子どもたちが朝からこうして稽古できるのは、保護者の方の
協力なくては出来ません。」







早朝から、朝昼の2食分のお弁当を持たせ、学校に送り出す。
そんな熱心な保護者の皆さんに頭が下がるとおっしゃっていました。

「剣道は、人間形成の一つの道具として、
生徒たちには人間力を培ってほしいと思います。
勝った負けたではなく、
弱い心を克服しながら、相手に対する感謝や思いやりの気持ちを
剣道を通して身に付けてほしいと思っています。」





東和中学校剣道部、これからの活躍にどうぞご期待くださいね！

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明日は「暮らしのゲンキ」です。
お楽しみに。