2016年03月31日

3/31放送 「日本ボーイスカウト和歌山連盟」理事長・山本一郎さん☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

木曜日は「ふるさとわかやまゲンキ人」
今日は、日本ボーイカウト和歌山連盟 理事長
ボーイスカウト日本連盟 副理事長

山本一郎(やまもといちろう)さんをご紹介しました。


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山本さんは、理事長職を務めて35
全国的も最も長く務めていらっしゃいます。

ボーイスカウトに入ったのは、昭和24年。中学2年生のとき。
戦後再開されたボーイスカウトの第1期生だったそうです。

戦後間もないこのころはユニフォームもなく、私服での活動で、
風呂敷を染めて間に合わせたネッカチーフだけを付けていたそうです。

ボーイスカウトの発祥は、
イギリスのロバート・ベーデン・パウエル氏が始めたもの。
アメリカに渡ってから爆発的に発達し、
第2次世界大戦後、日本が敗戦したのち、アメリカ進駐軍によって
日本に持ち込まれたとのこと。

山本さんは、
「ボーイスカウトに入ったら、(当時珍しかった)
チューインガムチョコレートをもらえるかとの思いで
入った、不純な動機です。」

と、懐かしく当時を振り返ります。

現在80
子どものころから始めたボーイスカウトは、
進学、就職、結婚など人生の節目にやめてしまう人も少なくない中
ずっと辞めずに続けてきた山本さん。

その理由は、
「やっぱりボーイスカウト、それ自身の魅力です。
それと、多くの子どもたちを立派な大人に育てるといった
世の中のためになることをやっているという、生き甲斐でしょうか。」



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山本さんは、今の時代だからこそ、
ボーイスカウト活動は必要だとおっしゃいます。

人がうらやむような大学を卒業して、人がうらやむ大企業に就職しても
ちょっとしたことで辞めて帰ってくる若者が多いことについて
「 〜当たり前ですよ!
勉強ばかりして、ゲームばかりして、人と付き合っていないから。
異学年の子どもたちと一緒に活動して、
人に命令されたり叱られたり、指摘されたりという経験、
年下の子に教えたり、一緒に力を合わせて一つのことをやり遂げる、
そんな経験ひとつもなく、社会に出てうまくいくはずがない。」

と厳しく指摘します。

今の若者に子どもたちにとって、最も大切なこととして
「人間関係」をつくること。

だからこそ、「ボーイスカウト活動が必要」
とおっしゃいます。


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ボーイスカウト活動の大きな目的は「野外活動」
暑かったり、寒かったり、自然の体験を身体で感じて反応すること。
災害が起きたり、いざというとき、何をすればよいか、
自分で考え行動できる人間になること。
そういった、心と体を作るためにボーイスカウト活動があります。

年齢別に、ビーバースカウト、カブスカウト、ボーイスカウト
ベンチャースカウト、ローバースカウトという部門があります。
ビーバースカウトは幼稚園児から参加できます。


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ボーイスカウトの活動の大きな柱として、「野外制度」に加え、
「進歩制度」があります。
これは、チャレンジや技能を身に着けることで
バッジの数が増えてゆくというもの。
もう一つの柱は、「班制度」
みんなで協力して競争に勝つための努力をするというもの。

心と体を鍛え、仲間と協力してお互いに成長してゆく。
ボーイスカウト活動の素晴らしさをぜひ知ってもらいたい。
そして、今こそ1人でも多くの子どもたちに参加してもらいたい。
山本さんは、熱く語ってくださいました。


「ボーイスカウト日本連盟」はこちらをクリック!


明日は「ゲンキトピックス」です。
お楽しみに。


posted by 和歌山 at 07:25| 和歌山 ☁| ふるさとわかやまゲンキ人(2011~2015) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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