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火曜日は「ふるさとわかやまゲンキ人」
今日は、明治初期に建築された「郭家(かくけ)住宅」
「見学会と煎茶会」開催について
郭家住宅の保存に取り組む
建築史家の西山修司(にしやましゅうじ)さんにお話を伺いました。
西山さんは「建築史家」として、現在、
和歌山県建築士会の皆さんとともに、
郭家住宅の保存に取り組んでいます。

郭家住宅は、明治10年に和歌山市今福の住宅地に建築されました。
建物は、郭医院の洋館と数寄屋の和風建築から成る現存する建築物。
洋館は、大正時代くらいまで医院の薬局と待合室として使用されており
今では珍しい和風の診察室もあったそうです。
また、数寄屋の和風建築は、陸奥宗光の生家、伊達家から移築された
とても豪華なお茶室があります。

正面には「ベランダコロニアル様式」という
大きなベランダを配し異国の雰囲気を漂わせています。
西山さんによると、
「洋館で有名な神戸にもこれほど古い洋館はありません。」
とのこと。
郭家住宅は、国の登録文化財となっていますが、
研究者からは、国指定重要文化財の価値があると評価されている
とても貴重な建物です。
この郭家住宅を建築したのは、紀州藩の御殿医である
郭百輔(かくひゃくすけ)氏。
明治維新後は、西洋医学の普及を目指して、
現在の日赤医療センターの設立に奔走するなど
和歌山の西洋医学の普及に尽力された方です。
このような貴重な建築物の存在を多くの市民の皆さんに知っていただくため
2月14日(日)午前10時から午後4時まで、
見学会と煎茶会を催します。

「築140年の郭家住宅を「和歌山の宝」とし、市民で守り、修理し
和歌山のために活用してゆくことが大事ではないかと思います。」
と西山さんは話します。
是非、郭家住宅のすばらしさを知っていただきたいと思います。
当日は、午前10時からと午後1時からの2回、案内解説を行い。
先着順で午前10時30分からと午後2時からの2回、
豪華な数寄屋建築のお茶室で「煎茶会」も催されます。
是非、お出かけくださいね。
ただ、場所がわかりづらく住宅地のため駐車場はありません。
場所は、和歌山放送のチラシなどでお知らせしています。
是非ご確認ください。


西山さんは、
「このような古い建物もいいなあと感じていただけたら、
大変嬉しく思います。是非お越し下さい。」と
来場を呼び掛けています。
明日は「暮らしのゲンキ」です。
お楽しみに。
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