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木曜日は「ふるさとわかやまゲンキ人」
今日は、紀の国の女王伝説「名草姫」再演を間近に控えた
劇団ZERO(げきだん・ゼロ)をご紹介しました。
劇団ZERO代表で、今回の脚本・演出を手掛けている
島田忠(しまだただし)さんにお話を伺いました。
「名草姫(なぐさひめ)」とは、はるか紀元前、
今の和歌山市から海南市まで名草山を中心とする一帯を治めていた
女王さまのことで、実在した人物と言われています。

名草姫は、平和を愛し、神々の声が聞こえたと言われています。
名草姫が治めていた、そのころの和歌山はとても豊かで
人々も意気揚々と幸せに暮らしていたそうです。
「劇団ZERO」は1989年の結成。
これまで、主にシェイクスピアの作品を
演じてきました。
今回、このような和の舞台は初めてのこと。
とあるきっかけで、作家・なかひらまいさんの本に出会い、
色々な方との出会いやご縁があって上演に至ったそうです。
「名草姫や名草の人たち、神さまの導きなんじゃないかなと
思っています。」
と島田さんは話します。
もともと演出家で俳優の島田さんですが、今回は脚本も手がけました。
書くことはそれほど慣れていないという島田さん。
「劇団としての初めてのオリジナル作品ですが、
あっという間にペンが進み書き上げました。」
しかし、あとから見ると、それは自分が考えたものではなく
なにかに導かれていると感じたそうです。
初演は、昨年10月10日。和歌の浦アートキューブで、
第1部は作家・なかひらまいさんの「名草戸畔(なぐさとべ)」
伝承についての講演。
第2部が「名草姫」上演という、2部構成で開催されました。

(初演を終えて)
来場者からの反響はとても大きく、「是非再演を!」の声に応え
今回再演することが決まったものです。
2月6日(土)和歌山市民会館小ホールで午後5時開演。
これに向けて熱のこもった稽古が続いています。
「もう精いっぱいです。名草姫をお祀りしている吉原の
中言神社で、一生懸命頑張りますからと誓いを立ててきましたので
その誓いのごとく、なり切り、やり切り、その意思を伝えることが
出来ればと思います。」

名草姫を演じるのは藤本理恵(ふじもとりえ)さん。
「名草姫は、もちろん誰も見たことがありませんが、
実際目の前にいたら、絶対これがお姫さまだと言われるように
魂の叫びを演じられたらと思います。」
と意気込みを話しています。
神がかった存在だったという名草姫を、
毎回さぐりながら演じているという藤本さん。
「私たちの魂の叫びを是非ご覧いただきたいと思います。
どうぞ会場に足をお運びください。」
と沢山の来場を呼び掛けています。



(左=島田さん・藤本さん=右)
画像協力=「劇団ZERO」
明日は「ゲンキトピックス」です。
お楽しみに。
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