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今回は「ダニによる感染症」について
総務企画課の高橋 和也 さんにお話伺います。
Q どんな病気ですか?
ダニに刺されることで起こる感染症で病原体を保有するダニなどに刺されることにより起こる感染症です。
ダニに刺されることで起こる感染症で病原体を保有するダニなどに刺されることにより起こる感染症です。
2023年和歌山市内での発生届出数は日本紅斑熱が8件、SFTSが1件でした。
日本紅斑熱はダニに刺されて2日から8日後、高熱とともに四肢に紅斑が広がる感染症で、紅斑に痒みや痛みがないことが特徴です。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はダニに刺されて6日から2週間後、主な症状として発熱、消化器症状が現れます。
両疾患とも治療が遅れると重症化する場合があり、適切に医療につながる必要があります。また、すべてのマダニ、つつが虫が病原体を持っているわけではありませんが、ダニなどに刺されないための注意が必要です。
Q ダニに刺されたらどうすれば良いでしょうか?
日本紅斑熱やSFTSなどの感染症を媒介するダニはマダニといって比較的大きく目視で確認できます。
日本紅斑熱やSFTSなどの感染症を媒介するダニはマダニといって比較的大きく目視で確認できます。
吸血前が約5mm、吸血後は約1.5cm程度の大きさなります。もし刺されたら、無理に引き抜こうとせず、医療機関で除去や、洗浄などの処置をしてもらいましょう。マダニに刺された後、2週間程度は体調の変化に注意し、発熱などの症状が認められた場合はマダニに刺されたことを伝え、医療機関で診察を受けましょう。
また、刺されたことに気付かない場合もあるかと思います。野外活動の後、数日から2週間のうちに発熱・発しんなどの症状がみられたら、早めに医療機関に相談しましょう。
受診時には3つ、日付、場所、発症前の行動を伝えましょう。例としては、「〇月〇日、野山に行った。その時、ダニに刺されたかもしれない。」といったところです。
予防するためのワクチンなどはありません。ダニに刺されないようにするのが予防法です。マダニやつつが虫は木の葉や草むらの土の表面に生息しています。
・できるだけ草むらに入らない。
・野山に行く時は長そで、長ズボンなどできるだけ肌を露出しない。
・草の上に直接座ったり、寝転んだりせず、敷物を利用する。
・脱いだ上着やタオルは、不用意に地面や草の上に置かない。
・虫よけスプレーを活用する。
・帰宅後、すぐに入浴し、着替える。
・野山に行く時は長そで、長ズボンなどできるだけ肌を露出しない。
・草の上に直接座ったり、寝転んだりせず、敷物を利用する。
・脱いだ上着やタオルは、不用意に地面や草の上に置かない。
・虫よけスプレーを活用する。
・帰宅後、すぐに入浴し、着替える。
などのことを心がけることが重要です。
これからの季節、キャンプやハイキング、ゴルフ、農作業など、山や草むらで活動する機会が増えるかと思います。病気を正しく知り、感染症から身を守るために、適切な予防と行動をすることが大切です。
詳しくは和歌山市感染症情報センターの「ダニからの感染症」のホームページをご覧ください。
詳しくは和歌山市感染症情報センターの「ダニからの感染症」のホームページをご覧ください。
→ダニからの感染症 重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)・日本紅斑熱・つつが虫病・マダニ・ライム病など
|和歌山市感染症情報センター (kansen-wakayama.jp)