2024年03月29日

3/29放送 お出かけスポット「和歌の浦」

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

N:今日は、ゲンキトピックス
和歌山市の週末のイベント、お出かけスポットなどについて紹介します。

今日は、ゲンキ和歌山市、令和5年度最後の放送になりますね。

I:令和5年度もお聞きいただいてありがとうございました。 
 令和6年度からも月曜から金曜の毎朝、市のお知らせやイベント情報の他、和歌山市のゲンキな人をたくさん紹介していきたいと思います。

N:さて、令和6年は、和歌山市は何かの記念の年なんですよね?

I:和歌山市南部にある「和歌の浦」は、聖武天皇が行幸されてから1300年という節目の年なんです。

N:「和歌の浦」というと、不老橋や、玉津島神社や鹽竈神社などが有名ですよね。干潟や海岸の景色も素敵ですよね。
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I:2017年には、美しい景色が、日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」として、文化庁から認定されています。

N: ところで、節目の年ということですが、1300年前何があったのか、詳しく教えてください。

I: 今から1300年前の奈良時代、この地に行幸された聖武天皇が、玉のように美しく島々が連なる眺望に感動して、この風景を末永く守るようにと詔を発しました。行幸に同行した万葉歌人の山部赤人が、和歌の浦の情景を讃えて詠んだ躍動感にあふれる歌が、今でも広く知られています。

N:どんな歌なのかおしえてください。

I: わかの浦に 潮満ちくれば 潟をなみ 芦辺をさして 鶴鳴きわたる」とうたわれました。和歌の神がまつられた和歌の聖地、和歌の浦。後の時代にも天下人や藩主を魅了し、数多くの文化芸術が育まれてきました。

N:歴史を感じますね。和歌の浦は、いろいろな見どころがあるので、よく行くのですが、歴史についてあまり知りませんでした。もっといろいろ知りたいですね。

I:一度では紹介しきれないくらいたくさんの歴史スポットがあります。令和6年度は、「和歌の浦」に関する情報もたくさんお届けしたいと思っていますので、楽しみにしていてください。
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2024年03月28日

3/28放送 人とペットの災害対策について

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は「人とペットの災害対策」について
生活保健課、動物愛護管理センターの太田裕元さんに伺います。

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Q 人とペットの災害対策ということですが、災害が増えてきてますよね。
和歌山県でも、いつ南海トラフ等の巨大地震に襲われるのか、どのように備えていくのかについても様々な場で議論されています。
私たちも巨大地震だけではなく、台風や集中豪雨などの自然災害への備えが大切です。

人とペットの災害対策については、平成23年3月11日に発生した東日本大震災をきっかけに、環境省がガイドラインを策定し、それ以降、改訂され、現在は「人とペットの災害対策ガイドライン」として自然災害が発生した際には、多くの自治体で活用されるようになりました。
しかし一方では、いまだに災害が発生する度に「飼っているペットと一緒に何処に避難すればいいのか」とか、「ペットがいるから避難所へ行けない」といった声が聞かれることもあります。

まず一番大切なことは自分自身の身の安全を確保する。自分の命を守る、ということが大切だと思っております。

O その上で、次にペットと一緒に、となるのですが、避難所に避難することなかなか難しいようですよね。
必ず避難所に避難しなくてはならない、というわけではなくて、どこにいるのが一番安全なのか、それを判断していただいて避難所に行くよりもご自身の家にいる方が安全だとすれば一緒にいることも大切だと考えています。

ペットと一緒に避難所へ避難することを同行避難といいます。
和歌山市が開設する指定避難所へは、ペットと同行避難していただけることになっています
しかしながら避難所にはペット用品の備蓄はなく、救援物資に頼らざるを得ません。
従ってフードや首輪などのグッズ、普段から服用している薬などは、予め持ち出し品として飼い主さんの方での準備をお願いすることになります。

恐らく避難所ではペットはペット専用の部屋、あるいは区画のところにまとめていていただくことになると思います。

Q この度、和歌山市ではペットとの災害対策にご活用いただけるリーフレット「人とペットの災害対策」を作成したということですが、このリーフレットにはどんなことが書かれていますか?
リーフレットには持ち出し品をリストアップしているほか、飼い主さんの日頃の備え、災害が発生したときの手順を示したフローチャート、和歌山市が開設する指定避難所に関する情報等がコンパクトにまとめられています。

リーフレットは、和歌山市のホームページで「人とペットの災害対策」と検索するとご覧いただくことができます。

和歌山市にお住まいではない方にとっても役に立つ情報が掲載されていますので、是非プリントアウトして災害への備えとしてご活用いただければと思います。
【問い合わせ先】和歌山市保健所 生活健課動物管理ンター
電話:(073)488-2032
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2024年03月27日

3/27放送 和歌の浦短歌ワークショップの短歌紹介A

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は「和歌の浦短歌ワークショップの短歌紹介」
について文化振興課の冨永里菜さんにお話伺います。
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Q 前回もご紹介いただきましたが、和歌の浦短歌ワークショップについて教えてください。
和歌の浦をテーマにした現代の短歌を、現代の歌人の方に詠んでいただいたのですが、関西を中心に若い世代に人気のある短歌×写真のフリーペーパー『うたらば』を発刊されている田中ましろさんに作っていただきました。今回はその短歌をご紹介で2回目となります。

Q どのような短歌かおしえてください。
「万葉に息づくリズム和歌浦のゆたかに満ちて朝を迎える」という短歌です。
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短歌だけでなく和歌の浦の写真も合わせて撮影していただいており、今回は奠供山の上から干潟と名草山越しの朝日を眺めた、とてもきれいな写真です。名草山は万葉集の和歌にも詠まれている歴史のある地名で、現在まで、和歌の浦の和歌の聖地としての歴史を表していただいている短歌だと思います。

万葉集にも名草山の和歌が詠まれているのでご紹介させていただきます。
「名草山言にしありけりあが恋ふる千重の一重も慰めなくに」
というもので、意味としては、(名草山は言葉だけだったなあ。恋する苦しさを千の一つも慰めてくれないのに。)という意味です。

万葉集で和歌の浦を詠んだ和歌には、玉津島を詠んだものが多いですが、名草山も名所として詠まれています。万葉の時代の歌人も、名草山から登る朝日を眺めたのかなあと思うと、長い歴史を感じます。

Q 他にも詠まれたような見所はありますか。
玉津島を詠んだ和歌で、有名なものとして、
「玉津島見れども飽かずいかにして包み持ち行かむ見ぬ人のため」
という歌があります。(玉津島を見ても飽きない。これほどの景色をどのようにして包んで持ち帰ったらよいのだろう。見ない人のために。)という意味です。これは、今でも非常に共感できる歌で、貧供山から和歌の浦を一望しているときなどに、万葉の時代の人も同じように思ったのだなあと思います。

今年、2024年は和歌の聖地誕生1300年の契機となるので、和歌・現代の短歌の文化が和歌の浦、和歌山で盛り上がっていったらいいなと思います。
posted by 和歌山 at 08:00| 和歌山 ☀| 暮らしのゲンキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする