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今回は「ピンクリボン」について
地域保健課 寛座有里奈さんに伺います。
Q:10月は乳がん月間ということですが、乳がんについて教えてください。
乳がんは、日本人女性がかかるがんで最も多く、9人に1人がかかると言われています。年齢でみると、30代後半から60代前半の子育てや仕事、介護などで忙しい年代に多く、この年代の女性の死亡原因の上位となっています。
乳がんは、日本人女性がかかるがんで最も多く、9人に1人がかかると言われています。年齢でみると、30代後半から60代前半の子育てや仕事、介護などで忙しい年代に多く、この年代の女性の死亡原因の上位となっています。
乳がんにかかる人数は年々増加していますが、乳がんは治らない病気ではなく、早期発見、早期治療ができれば90%以上が治癒するとの報告もあります。
乳がんを発見する方法としては、自己触診や乳がん検診などがあります。「乳がんになるとしこりができる」と思われている方もいらっしゃるでしょうが、小さながんはしこりとして触れません。自己触診で見つかるのは、しこりがある程度の大きさになってからです。マンモグラフィはそれより小さながんを発見できる検査ですので、乳がん早期発見にはマンモグラフィによる検診が大事なのです。
月に1度の自己触診と2年に1度の検診が乳がんの早期発見につながります。
Q:乳がん検診はどのようにすれば受けられますか。
乳がん検診は、和歌山市では市内14箇所の医療機関での個別検診と、検診バスによる集団検診を実施しています。
乳がん検診は、和歌山市では市内14箇所の医療機関での個別検診と、検診バスによる集団検診を実施しています。
現在、和歌山市の制度では、40歳以上の方を対象に2年に1度、乳がん検診を自己負担少なく受けていただくことができます。集団検診の日程等については市報わかやまに掲載しています。個別検診を受診できる医療機関や料金など詳しくは和歌山市のホームページをご確認ください。
また、10月は乳がん月間ということで、休日乳がん検診として、市内3箇所の病院で10月中の日曜日に乳がん検診を実施する予定です。平日はお仕事などで忙しく、検診に行く時間がなかなか取れないという方もいらっしゃると思います。この機会を利用して、ぜひ乳がん検診を受けていただきたいです。
乳がんが見つかることは怖いことではありません。知らないまま発見が遅れることのほうが怖いです。40歳以上の女性の方には、2年に1度、乳がん検診を是非受診していただきたいです。
お問い合わせは電話番号073-488-5121です
10月2日から31日まで、紀州ピンクリボンオンライン市民公開講座がウェブ上で無料配信されます。和歌山県立医科大学、日本赤十字社和歌山医療センター、和歌山ブレストクリニックの医師らが協働して乳がんについてお話します。詳しくは和歌山市ホームページにも載せていますので、ご確認ください。