☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
今回は「結核予防週間」について
保健対策課 中村泰示(よしみ)さんに伺います。
厚生労働省は、9月24日から9月30日の1週間を結核予防週間と定め、結核に対する正しい理解を普及啓発しています。
Q 和歌山市ではどのような現状になっているのでしょうか?
和歌山市でも令和4年には39人の方が新たに結核と診断されています。そのうち、約8割は65歳以上の方となっています。また人口10万人に対する罹患率は全国を上回っている状況です。
和歌山市でも令和4年には39人の方が新たに結核と診断されています。そのうち、約8割は65歳以上の方となっています。また人口10万人に対する罹患率は全国を上回っている状況です。
Q 結核に感染するとどうなるのでしょうか?
結核に感染しても身体の抵抗力があれば、結核菌を抑え込むことができます。しかし、抑え込まれた結核菌はそのまま殺されたというわけではなく、肺の中で眠っている状態になります。なので身体の抵抗力が下がることがあれば、眠っていた結核菌が目覚めて増殖し、身体を攻撃し始めることがあります。
結核に感染しても身体の抵抗力があれば、結核菌を抑え込むことができます。しかし、抑え込まれた結核菌はそのまま殺されたというわけではなく、肺の中で眠っている状態になります。なので身体の抵抗力が下がることがあれば、眠っていた結核菌が目覚めて増殖し、身体を攻撃し始めることがあります。
これが結核の「発病」ということになります。
Q 結核を発病すると、どんな症状が現れるのでしょうか?
2週間以上 咳が続く、体がだるい、微熱が続く、胸が痛い・食欲がなくなって体重が減る、などといったことが多いです。風邪に似ていますが症状が長引く場合は必ず医療機関を受診してください。
2週間以上 咳が続く、体がだるい、微熱が続く、胸が痛い・食欲がなくなって体重が減る、などといったことが多いです。風邪に似ていますが症状が長引く場合は必ず医療機関を受診してください。
発見が早く、痰の中に結核菌が含まれていない場合は入院せずに治療することができます。
自分自身の健康を守ることはもちろんのこと、家族や友人などへの感染を防ぐためにも、早期発見・早期治療が大変重要になってきます。 しかし、結核を発病していても特徴的な症状がでない場合があります。発見が遅れると重症化し、入院治療が必要となったり、周りの人に感染させてしまったりするおそれもあります。
そのため症状がなくても、年 1 回は胸部エックス線検査による健康診断を受けることが大切です。
Q 検査の情報を教えてください。
和歌山市では、65 歳以上の方を対象に、バスで各地区を巡回して、胸部エックス線検査を実施しています。
和歌山市では、65 歳以上の方を対象に、バスで各地区を巡回して、胸部エックス線検査を実施しています。
申込や保険証、費用などは必要ありません。日程は市報わかやま 9 月号や和歌山市感染症情報センターのホームページに掲載しています。
なお、市報わかやま 9 月号は和歌山市のホームページからも御覧になれます。日程が分からない方は保健所までお問い合わせください。
【問合せ先】和歌山市保健所 保健対策課
TEL:073-488-5118