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今回
「家庭でできる地震対策」について
地域安全課 高垣郁美さんに伺います
本日は、地域安全課で事業を行っている、家具の転倒・落下の対策と電気火災の対策についてご紹介します。
和歌山市の北にある中央構造線で地震がおきた場合、和歌山市では、震度6強から7の揺れが予想されています。これは立っていることもできないような揺れで、テレビが飛んできたり、タンスが倒れてきたりして、とても危ないです。実際に震度7を記録した阪神・淡路大震災では、建物の中でケガをした人の約半数が家具が原因でケガをしています。
まず、家具はすべて倒れるものとして、ご自宅の状況を考えてみてください。寝室や子ども部屋にはできるだけ家具を置かないことが大切です。家具を置く場合は、なるべく背の低いものにすることや、倒れて出入り口をふさがないように、家具の向きや置く場所を工夫する必要があります。また、家具を固定することも大切です。
Q:次に、電気火災の対策についてお聞きしたいのですが、電気火災とは何でしょうか?
地震による火災のなかでも、電気が原因の火災です。
地震による火災のなかでも、電気が原因の火災です。
近年の大規模地震による火災の半数以上がこの電気火災といわれています。
例えば、電気コードが揺れによって引っ張られて接触不良が起きて出火したり、安全装置のある電気ストーブでも、倒れた上に物が落ちてくることで、安全装置が作動せず、電源が入ったまま倒れて、出火することもあります。
こういった電気火災は、揺れの直後に発生するとは限りません。出火するまでしばらく時間がかかったり、停電が起きていた場合は、停電から復旧した時に出火したりします。そのため、避難などで留守の間に出火することも多く、出火直後に対応することができないまま、火災が大きくなってしまいます。
Q:どのように対策することができますか?
避難などで家を離れる時に、ブレーカーを落としてください。また、ブレーカーを戻す時は、倒れている電気器具がないか確認してください。
避難などで家を離れる時に、ブレーカーを落としてください。また、ブレーカーを戻す時は、倒れている電気器具がないか確認してください。
ただ、避難するときにブレーカーを落とすのが大変な方や、留守の間の地震発生が心配な方もいらっしゃると思います。そういった方には、感震ブレーカーという、強い揺れを感知した時に自動でブレーカーを落としてくれる器具の設置がおすすめです。
和歌山市では、65歳以上の方だけの世帯など、 支援が必要な方を対象に、家具を金具で固定する事業と感震ブレーカーの設置に補助金を支給する事業を行っています。家具の固定は家具三つまで無料で行います。感震ブレーカーの設置補助金は最大1万円までとなっています。
事業の詳細については、地域安全課までお問い合わせいただくか、和歌山市のホームページをご確認ください。
電話番号は、073−435−1005です。