2023年08月03日

8/3放送 食中毒について

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は「食中毒」について
生活保健課 西村和優さんに伺います。

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8月は食品衛生月間です。特に夏の暑い時期は、全国的にもカンピロバクター、腸管出血性大腸菌、黄色ブドウ球菌といった細菌による食中毒が多く発生しています。和歌山市におきましても、この時期に市民のみなさまに向けて、食中毒の予防について知っていただくために啓発活動を実施しています。
食中毒は、飲食店などの外食だけに限ったことではありません。家庭でも発生しています。毎日食べている家庭の食事にも食中毒の危険が潜んでいます。
そこで、家庭で食中毒を予防するための食品の扱い方についてお伝えします。

細菌による食中毒を防ぐためには、
細菌を食べ物に「つけない」
食べ物に付いた細菌を「増やさない」
食べ物に付いた細菌を「やっつける」
という3つのことが原則となります。

Q まず、食品を購入するときの注意点は?
消費期限や賞味期限を確認し、新鮮な物を購入しましょう。肉や魚は、汁が他の食品に付かないようにそれぞれビニール袋に分けて入れてください。生ものや冷凍食品を持ち帰るときは、保冷剤や氷を入れた保冷バックを利用するとより安全です。
細菌は常温で時間をおくほど増えていきます。買い物のあとは、寄り道せずに、すぐに持ち帰りましょう。

Q 調理するときの注意点おしえてください。
まず、調理する前は、手を洗いしましょう。
また、生の肉や魚を触ったあとも、手に食中毒をおこす細菌が付いている可能性がありますので、こまめに手を洗いましょう。

また、調理する順番ですが、生で食べる野菜を調理し、次に、肉や魚を調理するのが衛生的です。

ご家庭の台所で食材毎に包丁やまな板をたくさん準備するのはなかなか難しいと思いますので、調理する食材が変われば一度器具を洗ってお使いください。

凍った食品の解凍方法は、室温で解凍するのではなく、冷蔵庫内で解凍していただくか、電子レンジを利用して解凍してください。また、使う分だけを解凍し、冷凍と解凍を繰り返さないようにしましょう。

最終的には、しっかりと加熱していただくことです。

Q 他に注意点はありますか?
加熱する際、食品の中心部の温度が75℃で1分間以上加熱されていることが目安です。

食中毒を起こす細菌は、食品中で増えていても、食品の臭いは変わらないことが多いので少しでもあやしい食品は、思い切って食べずに捨ててください。

Q 今回食品衛生月間ということで街頭啓発があるそうですね。
街頭啓発として、市内のスーパーで食中毒予防啓発グッズを配布します。
8月8日火曜日、イズミヤ和歌山店様 で、午前10時30分から午前11時30分まで
啓発グッズがなくなり次第、終了させていただきます。
よろしければ、お立ち寄りください。
posted by 和歌山 at 08:00| 和歌山 ☁| 暮らしのゲンキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする