2023年05月02日

5/2放送 「なんでもいい」は売り文句!不用品の買取りトラブルが増えています

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は
なんでもいい」は売り文句!
不用品の買取りトラブルが増えています
について
市民生活課の窪田義孝さんに伺います。
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Q:最近はどのような消費者トラブルが発生していますか?
最近は、不用品の買取りに関する相談や連絡が寄せられています。

Q:不用品の買取りですか。廃品回収などをイメージしますが、どういったものですか。
「何でもいいから要らないものはないか」などと電話をかけてきて、いざ訪問すると貴金属や着物などを強引に要求する訪問購入、いわゆる押し買いと言われるものです。]

Q:押し売りならぬ押し買いですか。要らないものを処分できると思ったら、トラブルにあってしまうんですね。
 このトラブルは高齢者の割合が多く、ヘルパーやケアマネージャーの方が利用者宅を訪問した際、異変に気付いて消費生活センターに連絡をくれることもあります。

Q:高齢者に多いトラブルなんですね。具体的にはどのような相談内容ですか。
相談事例の概要を紹介します。電話で「不用品を回収している」と勧誘を受け、訪問を依頼した。後日、用意しておいた衣類などの不用品を見せたところ「アクセサリー等の貴金属はないか」と聞かれたので、数十万円で購入したネックレス、ブレスレット等を見せたところ「500円で全部買い取る」と言われた。迷っていたところ、1,000円を置いて全て持ち帰ってしまった。衣類などは構わないが、アクセサリーは取り戻したい。どうすれば良いかといった相談です。

Q:数十万円のアクセサリーが、たった1,000円ですか!そういったトラブルに遭わないためはどんなことに注意すればよいでしょうか。
トラブルに遭わないための注意点を4つお伝えします。
一、「なんでもいい」は売り文句、本当の狙いは貴金属などの高価なものです。
一、いきなり訪問してきた業者の相手をしてはいけません。
一、事前に買い取りを約束した物以外は売らないでください。
一、後から返してほしくても、「処分した」と言われたり、業者と連絡が取れずに戻ってこないことがあります。
以上、4点です。買い取りは必要ないと思ったら、きっぱりと断ってください。依頼する場合はできるだけ一人で対応せず、家族や周囲の人に同席してもらうようにしましょう。

訪問購入は特定商取引法が規定するクーリングオフ制度の対象です。
消費生活センター(073-435-1188)や
消費者ホットライン(188)で相談を受け付けています。

業者の対応に危険や不安を感じた場合は、すぐに警察や家族、周囲の人に連絡してください。
posted by 和歌山 at 08:00| 和歌山 ☔| 暮らしのゲンキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする