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今回は
狂犬病予防接種について
生活保健課 動物愛護管理センター 渡邊 喬さんに伺います
Q 春になると、この季節。「狂犬病予防接種」の季節です。まず、狂犬病とはどういった病気になりますか?
狂犬病は狂犬病ウイルスというウイルスによる感染症で、名前に「犬」とついているのですが、犬だけがかかるものではなくて、哺乳類全部、もちろん人間もかかります。そして発症してしまったら、100%死亡するというとても恐ろしい病気です。
Q どういった症状が出るのでしょうか?
最初は風邪のような症状であるらしいのですが、最終的には死にいたる、といわれています。
Q 日本での現状はいかがでしょうか?
日本では60年以上発症は確認されておらず、日本ではこのウイルスは存在していないとは言われております。
Q ですが、予防接種がまだまだ必要、というのはどういった点からでしょうか?
日本では長い間発生はないのですが、海外ではまだまだ感染される方がいらっしゃいます。そしてウィルスも海外には存在しています。
もちろん防疫体制というのがあるので、しょっちゅう入ってくるものではないのですが、万が一海外からウィルスが入ってくる、という事も考えられますのでそれに備えて、飼い主さんには注射を打ってもらいたいと思います。
Q ウチの犬は噛まないから・・と言われる方もいらっしゃるのですが、そんな場合はいかがでしょうか?
万が一、狂犬病にかかってしまうと、今までの性格がガラッと変わる可能性があります。おとなしい子でも目の前の物を反射的に噛むとか起こりえますので、「ウチの子はおとなしいから大丈夫」というのは通用しない可能性があるかな、と思います。
Q 接種期間はいつからいつまでになりますか?
法律では毎年4月から6月までの間に打っていただくようになっています。必ずしもその時期でなければダメというわけではありませんが、なるべくその時期に受けていただければと思います。
Q 接種方法などはありますか?
大きく分けて二つあります。
毎年4月に各支所や連絡所を回らせてもらう集合注射。
もう一つが、市内の動物病院さんで受けていただく方法があります。
すでに登録されている飼い主様にはこちらからハガキでお知らせさせてもらっていますので、そのハガキを忘れずに持ってきていただければと思います。
お問い合わせ先は和歌山市動物愛護管理センター
電話番号は073-488-2032になります。
この3年ほどコロナウィルス感染症でみなさんも大変な思いをされているかと思います。ウィルスによる感染症は非常に危険やリスクのあるものです。狂犬病もその一つかな、と思いますので、防げるものはワクチンできちんと防ぐ。それで、わんちゃんの命も人間の命も守るように、飼い主様一人一人のご協力をお願いいただけたらと思います。