2022年12月14日

12/14放送 お肉の低温調理

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆


今回は
お肉の低温調理
〜中心部を十分に加熱しましょう〜について
生活保健課 食品保健班 安田憲朋さんに伺います。
低温調理機のイラスト(いらすとや様).png

Q:低温調理と最近よく耳にすることがあります。
60℃前後のお湯で食材を長時間加熱する低温調理を、飲食店やご家庭でみかけることが多くなってきました。加熱工程は食材に付着した病原微生物を殺菌する重要な工程ですが、低温調理では思いがけず加熱不十分となってしまうことがあります。今日は牛肉、豚肉、鶏肉といったお肉を例に注意点をお伝えします。

Q:お湯を使った低温調理とはどう言ったものですか?
ジッパー付の袋等に食材を入れ、袋ごとお湯に浸けてゆっくりと加熱する調理方法です。お鍋等に低温調理器具を取り付けると、追い炊き機能付きのお風呂のように、中の水が自動的に温められてゆっくりかき混ぜられます。60℃前後でゆっくりと加熱すると食材が軟らかく美味しく仕上がることから、ローストビーフ等の調理に使われます。

Q:お肉の調理に必要な加熱とは?
牛肉・豚肉にはO-157、鶏肉にはカンピロバクターなどの病原微生物が付着していることがあり、しっかりと加熱殺菌することが重要です。例えば、豚肉のお肉や内臓は「中心部の温度を63℃30分間以上加熱する」といったこと等が厚生労働省のホームぺージ等に記載されています。

Q:低温調理にあたって注意することは?
「食材の中心部」を必要とされる温度と時間以上しっかりと加熱してください。「63℃30分」といった温度と時間だけが独り歩きしている事例を多々みかけます。例えば、63℃のお湯にお肉を30分間浸けただけだと、表面がぬるくなるのみで、中心部は加熱不十分となる場合があります。

Q:ほかに注意することはありますか?
レシピを忠実に再現してください。
お肉の種類、味付け、分厚さによって必要な加熱時間が変わります。また、冷たいお肉を多数同時に加熱すると、お湯が冷やされてしまい、十分な加熱に必要な時間は長くなります。低温調理では中心部の加熱が不十分でも、お肉の色は変化しますので、食肉の見た目で加熱が十分かを判断できません。ご注意ください。

Q:ほかにも注意すること教えてください。
100℃の煮炊きにさえ耐える病原微生物もいます。低温調理品を保存する場合は、速やかに冷却し、常温で長時間放置しないようにしましょう。

Q:最後にメッセージお願いします
内閣府 食品安全委員会のホームページや公式youtubeチャンネルには、お肉を低温で安全においしく調理するコツが掲載されています。低温調理にチャレンジされる方には大変参考になる情報かと思います。正しい知識をつけて、安心安全な調理を心がけ、豊かな食生活を楽しみましょう。

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2022年12月13日

12/13放送 クリーン&コネクト和歌山の活動紹介A

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

若者が主体となり和歌山城や紀の川等で清掃活動を行っている
ボランティア団体
「 NPO クリーン&コネクト和歌山」さんを
昨日に引き続きご紹介します。
お話を代表の幸前青空(こうぜんそら)さんに伺います。

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Q クリーン&コネクトさんの具体的な活動や開催内容教えてください
毎月第1日曜日の朝9時から10時で、「和歌山城ゴミゼロ活動」という名前で和歌山城の清掃活動を行っています。集合場所は和歌山歴史館前で朝9時に皆で集まって10時に終わるという活動してます。

Q どんな方が参加されていますか?
幅広い年齢層の色々な経験を持った色々な方々が参加しています最高は86歳です下は2歳とかそういう子供たちが参加してくださってます

Q 参加された子供たちや皆さんの反応はいかがですか?
子供達は宝探しのように和歌山城の石垣の中からゴミを拾ってきたりとか、崖の中からボロボロボロと「見つけた〜」みたいな感じで、ゴミを探してくる感じです。

Q どうして石垣の中からゴミが出てくるのですか?
やっぱり、捨てる側としては多分ちょっと隠したいという気持ちから出てるのかもしれないですね。

Q ゴミを清掃していると捨てる側の色々な気持ちもわかりますね。
そうですね

Q 色々と活動されていますが、活動していく上で一番大事にされていることは何でしょうか?
一番大事にしてることは「繋がり」ですね。清掃活動に参加してくださってる人に色々お話し聞いたりとかすることとか。あとは「継続」を一番大事にしてるので、1時間でしっかり終わる、ということですね。例えば2時間、3時間、1日する清掃活動では、「綺麗になって良かった」「爽快な気分になった」というよりかは、「疲れてしまった」って所が出てしまうので、一時間できっちり区切って、次、頑張ろう!というのが大事かなと思っています 。

Q 今後このようにしていきたいという構想はありますか?
和歌山城の清掃活動参加したいという、ありがたいメッセージを頂きます。和歌山城の掃除とかの清掃活動に参加したいな〜と思ってる方が、まだまだいらっしゃると思うので、そういう方々にメッセージが届くように、色んな所で広報していけたらなと思ってます 。

Q 「つながり」ということで人とのつながりを求めて参加、というのもいいですね。
お気軽に参加してくださったら、と思います。連絡先は「クリーン&コネクト和歌山」のメールアドレスや公式 LINE であったり、 Instagram Facebook 等のSNS にメッセージくださってもいいですし、直接電話かけてきてくださってもいいです。

Q 最後にメッセージをお願いします。
毎月第1日曜日、和歌山城で朝9時からやってます。遅れてもいいし、5年に一回でも、気軽に来てくださったらなと思うので、よろしくお願いいたします


Instagram(外部リンク)




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2022年12月12日

12/12放送 クリーン&コネクト和歌山の活動紹介@

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は、
若者が主体となり和歌山城や紀の川等で清掃活動を行っている
ボランティア団体
「 NPO クリーン&コネクト和歌山」さんをご紹介します。
お話を代表の幸前青空(こうぜんそら)さんに伺います。

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Q クリーン&コネクト和歌山さんが誕生したきっかけ教えてください
きっかけ二つあります。

まず自分の祖父が自治会の会長をしているのですが、そこの清掃活動に参加したのがきっかけです。
高齢化が進んでいる地区だったので、八十歳のおじいちゃんおばあちゃんが一生懸命やってくださっている中で、若い人が僕しかいなくて大変だな、って思ったところもありました。清掃活動をいざしてみると、目に見えて綺麗になるのがわかりました。その時に、朝早くから行って綺麗になって爽快な気分になり、そこで普段の生活では会わないような方々といろんなお話ができるのもいいなと思いました。

二つ目は、友人が清掃ボランティアを和歌山でしたい、ということで、ネットで探したのですが、自分たちの検索の仕方が悪かったのか、あまり見つけられなかったので、なら、1回自分たちで紀の川に行ってやろうか、ということになり、紀の川に行って清掃を四人で始めたのがきっかけです。
ちょうど二十歳ぐらいですかね。いろいろ考えてた時期で、時間があったので、高校の同級生と中学校の同級生の四人で清掃活動を始めました。

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Q 最初にしたところはどこですか?
紀の川です。
ゴミを集めてきたら住めるんじゃないか、というぐらい色々なゴミがありました。例えば冷蔵庫であったり、電子レンジであったり、不法投棄もいっぱいされてるんです。その中で、今、問題になってるプラスチックのゴミも多くあったり、と、実際に紀の川に行って感じました。

その清掃活動で一番大変なのは、ゴミの処理をどうするかという問題なんです。
例えば、紀の川は一級河川なのでどこが管轄してるのかと言うと、国土交通省です。国土交通省さんにお手伝いしてもらって、ゴミの処理をしないといけません。最初はあまり信用信頼がなかったのですが、何回か続けることにより、実績を積んで、手伝ってもらえるようになり、国土交通省さんと連携して紀ノ川はやっていくようになりました。

Q 名前の由来は?
クリーンは掃除する。コネクトはつながる、ということで清掃活動しながら、そこに参加してくださった人と人とをつなげていこうという活動です。

Q 一番大事にしていることはなんですか?
人の繋がりですね。
例えば自分が何かしたいと思った時でも、やっぱり人の繋がりがなかったら何もできない、と思うので、自分がしたいことがあれば、まずは参加してもらって色んな繋がりを作ってもらったらいいなと思います。そのために清掃活動のツールを使っていただければいいな、と思ってます。

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明日も引き続きクリーン&コネクト和歌山さんに具体的な活動を伺っていきます。

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