2022年11月10日

11/10放送 糖尿病予防について

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は
「糖尿病予防について」
地域保健課 健康づくり班 鈴木孝さんに伺います。
ポスター.png

Q 世界糖尿病デーとは?
毎年11月14日は世界糖尿病デーです。糖尿病の世界的脅威を認知するために制定された国際デーのひとつです。この日を中心に全世界で繰り広げられる糖尿病啓発キャンペーンは、糖尿病について市民に周知する重要な機会となっています。日本では、その日を含む一週間を「全国糖尿病週間」として、糖尿病における正しい知識や理解を深める為に、全国で様々なイベントや活動が行われています。
世界糖尿病デーのキャンペーンには、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられています。青い輪は、国連や空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」を表しています。2006年に糖尿病の脅威に関する国連決議が採択されると、世界糖尿病デーを周知する目的で、世界各国で著名な建造物をブルーにライトアップするイベントが始まりました。
和歌山では「和歌山県糖尿病協会」が、和歌山城天守閣をブルーにライトアップしています。11月14日の午後8時
30分から午後9時30分の間YouTubeでのLive配信も行うようですので、直接見に行けない方もご覧いただくことができます。
※1:和歌山県糖尿病協会

糖尿病といえば中高年の男性で肥満の人の病気というイメージをもちますが、若い働く世代の方や、やせ型の女性にも増えています。日本人は欧米人と比較し、血糖を下げるインスリンというホルモンの分泌量が少ない傾向にあり、世界の中でも、遺伝的に糖尿病にかかりやすい体質を持っているともいわれています。
糖尿病は初期段階ではほとんど自覚症状がありません。そのため、気がついたときにはかなり病気が進行しているケースが多いです。多忙な仕事、煩わしい通院といった理由で糖尿病を放置していると、血管や内臓、骨や歯などがダメージを受け、重篤な合併症が起きやすくなります。

Q 糖尿病予防はどのようなことに気を付けたら良いですか?
定期的に特定健診を受け、ご自身の健康状態を把握していただくと同時に、生活習慣の改善を行い、予防と早期発見を心がけていただきたいと思います。すでに糖尿病を発症されている方、血糖値が高い方は、必ず医療機関を受診し、治療を継続してください。

平成28年の国民健康・栄養綱査によると、和歌山県では男女ともに一日の歩数が少なく和歌山男性で全国42位、女性は38位です。また、野菜の摂取量もおよそ70g、あと一皿分が不足しています。
できるだけ体を動かすよう心がけたり、野菜をあと一皿増やしてみたりなど、できることから意識して取り入れてみてください。

STOP生活習慣病!〜健康寿命をのばそう〜
posted by ゲンキ和歌山市 at 08:00| 和歌山 ☀| 暮らしのゲンキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする