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今回は「介護予防について」
地域保健課 北保健センターの岡本麻耶さんに伺います。
Q 最近「フレイルを予防して自分らしく暮らそう」とよく耳にしますが、「フレイル」とはどういったものでしょうか?
高齢になり体やこころのはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態で、健康な状態から要介護へ移行する中間の段階と言われています。
具体的には、歩くのが遅くなった、おいしくものが食べられなくなった、疲れやすく何をするのも面倒だ、体重が以前よりも減ってきた、などがあれば、フレイル傾向かもしれません。
また、家で過ごす時間が増えた影響で、この「フレイル」が高齢の方に広がっています。
フレイルの状態が長く続き、悪化していけば、要介護や寝たきりのリスクが高まります。一方で、フレイルの時期は、早めに気づいて適切な対策を行うことで健康な状態に戻ることも十分可能です。
また、家で過ごす時間が増えた影響で、この「フレイル」が高齢の方に広がっています。
フレイルの状態が長く続き、悪化していけば、要介護や寝たきりのリスクが高まります。一方で、フレイルの時期は、早めに気づいて適切な対策を行うことで健康な状態に戻ることも十分可能です。
Q フレイルを予防するためにどうすれば良いですか?
フレイル予防は日々の習慣と結びついています。「栄養+口腔ケア」「運動」「社会参加」の3つのポイントを見直すことが予防につながります。
フレイル予防は日々の習慣と結びついています。「栄養+口腔ケア」「運動」「社会参加」の3つのポイントを見直すことが予防につながります。
「栄養+口腔ケア」:食事は活力の源です。実はフレイルが心配される65歳以上の方にとっては、太りすぎよりもやせすぎのリスクに注意が必要です。現在、日本では70歳以上の6人に1人が、「新型栄養失調」だと言われています。特に栄養の中でも、筋力を維持するために必要なタンパク質を十分に摂ることが重要です。料理が大変な場合は、市販の総菜や缶詰、レトルト食品なども活用してみましょう。さらに、もう一歩の予防として、噛み応えのある食品(根菜類など)を食べて、食べる力を維持することも大切です。また、定期的に(年に3〜4回)健診を受けて、お口の状態を確認しましょう。
「運動」:掃除や洗濯、調理などの家事も運動の機会になります。また可能な方は、ウォーキングやストレッチ、筋トレなど、できることから始め、今より10分多く体を動かしましょう。持病をお持ちの方は主治医に相談してから、始めましょう。
「社会参加」:家族や友人・知人との交流の機会が減ると、気持ちが沈みがちになったり、認知機能が衰えたりします。そのため、予防には「人とのつながり」も効果的です。
Q 最後に一言お願いします
コロナ禍の中で感染予防対策など注意して生活する必要はありますが、あなた自身のやりたいことや好きなことを続けていくために、フレイル予防の3つのポイントを毎日の生活の中に取り入れ、今できることから始めください。
コロナ禍の中で感染予防対策など注意して生活する必要はありますが、あなた自身のやりたいことや好きなことを続けていくために、フレイル予防の3つのポイントを毎日の生活の中に取り入れ、今できることから始めください。