再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
12月から令和4年3月まで、 毎月1回「家庭内の災害対策」について地域安全課に紹介し てもらいます。今回は第1回目となります。和歌山市地域安全課の三宅洋佑さんです。
Q :家庭内における災害対策として、本日はどのようなことをお話しいただけるのでしょうか?
本日は、地震が起きたときの身を守る方法についてお話させていただきます。 阪神淡路大震災や新潟県中越地震などでは、多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、 大けがをしました。
大地震が発生したときには 「家具は必ず倒れるもの」と考えて、転倒防止対策を講じておく必要があります。
Q : 具体的にはどのようなことを実践すれ良いのでしょうか?
まずは、寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないことが重要です。 置く場合も、なるべく背の低い家具にすることや、倒れた時に出入り口をふさいだりしないよう、家具の向きや配置の工夫が大事になります。
また、配置だけではなく、家具の固定も重要となります。 固定方法については、 一般的な家具であれば、 直接L型金具で固定。冷蔵庫であれば、ベルトといったように固定する家具に応じた方法で固定することが重要です。
Q: その他に地震が起こった時に注意しないといけないことはありますか?
避難する時に、 ブレーカーを落とすことです。 東日本大震災における火災のうち、原因が特定されたものの過半数が電気関係によるものでした。
地震火災というのは、同時多発的に発生するため、延焼しやすい特徴があります。 大切な家族や財産を守るためにもブレーカーを落とすことを忘れないようしてほしいと思います。
Q: 実際、大地震が発生すると慌ててブレーカーを落とし忘れる人も多いと思います。 ブレーカーを落とすのにいい方法はあるのでしょうか?
感震ブレーカーの設置が推奨されています。 感震ブレーカーとは、地震の揺れを感知すると自動でブレーカーを落とす器具のことです。
感震ブレーカーを初めて知りました。 自動でブレーカーを落としてくれるのは大変便利ですね。
Q: この感震ブレーカーの設置など、地震対策についての補助制度はありますか?
和歌山市では、65歳以上の方だけの世帯など、 支援が必要な方を対象に家具の固定金具取付事業と感震ブレーカーの設置補助を実施しています。
締め切りが来年の1月 31日までとなっていますので、お早めに地域安全課までご連絡ください。 電話番号は073-435-1005です。
Q: 市民の皆様へメッセージ。
南海トラフ地震は 30 年以内に 70~80%というかなり高い確率で発生するといわれ ています。 実際に発生したときには、 甚大な被害が起こります。 被害を軽減するためにも、家具の固定や感震ブレーカーを設置するなど普段から備えておきましょう。
【お問い合わせ先】
和歌山市地域安全課
☎073-435-1005