2021年12月15日

12/15放送 年末火災特別警戒

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

令和3年度年末火災特別警戒」について
和歌山市予防課中村祐二さんに伺います。

年末火災特別警戒.jpg

Q1  「令和3年度年末火災特別警戒」とはいったいどういったものなのでしょうか。

和歌山市消防局では毎年12月15日から12月31日までの間、年末火災特別警戒を実施しております。 年末は特に火の取扱いが増え、多忙による不注意などにより、火災の多発が予想されることから、消防警戒体制を強化するとともに、市民の防火意識を高め、火災の発生を未然に防ぐことを目的としています。

Q2  火災には十分気をつけたいですね。 具体的な内容をうかがってもよろしいですか?

消防車が市内を巡回し、 防火広報を行います。 また、 ホームページや広報誌、SNSなどで 防火に関する注意事項などを呼びかけ、 懸垂幕やのぼりを掲出し、 防火意識の高揚を図ります。 さらに人命危険の高い建物があれば消防検査を行い、 防火対策の徹底を図ります。

Q3 なるほど。 防火広報や消防検査が行われているんですね。
このラジオでお伝えできる「火事」をおこさないための注意点というものはありますか?


住宅火災を未然に防ぎ、「もしもの時」 に被害を最小限にするため、「住宅防火 いのちを守る10のポイント」として、4つの習慣、6つの対策をご紹介します。

まず、「4つの習慣」として、
「1 寝たばこは絶対にしない、させない」
「 2 ストーブの周りに、燃えやすい物を置かない」
「3 こんろを使うときは、火のそばを離れない」
「4 コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。」です。

次に、「6つの対策」 として、
1 火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろなどは安全装置の付いた機器を使用する。
2 火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する。
3 火災の拡大を防ぐために、 部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、 防炎品を使用する。
4 火災を小さいうちに消すために消火器などを設置し、使い方を確認しておく。
5 お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路や避難方法を常に確保し、備えておく。
6 防火防災訓練への参加、個別訪問などにより、 地域ぐるみの防火対策を行う。 です。

この10のポイントを守って、ご家庭から火災をおこさないようにしましょう。

Q4 「4つの習慣」と「6つの対策」、心にとどめておきたいと思います。最後に市民の皆さんへメッセージお願いします。

空気が乾燥している上、 暖房器具の使用が増えることで、火災が発生しやすい季節です。 ご家庭から火災を起こさないよう十分注意しましょう お問い合わせは 和歌山市消防局予防課、 電話番号は、 073-427-0119となります。



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2021年12月14日

12/14放送 名もなき家事について

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今回は「名もなき家事」について
和歌山市男女共生推進課森田将行さんに伺います。

Q:テーマは「名もなき家事」。これはどういったものでしょうか?

家事の中には、料理、洗濯、掃除といった名前のついた家事のほかに、はっきり分類できない、名前のつかないような細々とした作業が名もなき家事になります。

Q: 具体的にどのようなものがあるのでしょうか?

例えば、トイレットペーパーの補充や交換、 シャンプーなどの詰め替え、毎日の献立を 考える、玄関のくつを揃える、靴下などの洗濯ものの裏返しを戻す、 使いっぱなしのものを元の位置に戻す、 飲み終えた空き缶などをごみ箱に捨てるといった日常的に行われているけれど、 具体的な名前がないため認識されにくい家事が 「名もなき家事」と呼ばれています。

Q: 名もなき家事の役割分担や負担はどうですか?

名もなき家事は、名前がないだけに分担されにくく、その作業が家事の一部として一人の人に偏ってしまい、 負担作業が多くなっている現状があります。 名もなき家事の作業負 担を家族で分担する必要があります。負担作業者が分担を考えても「どうせやってくれない」 「言ってもすぐ忘れる」「嫌な思いをする」などと思い、不満を貯める人は少なくはあ りません。

Q: では、名もなき家事の負担を減らすにはどうしたらいいでしょうか?

まず、名もなき家事の存在を、知るということが必要です。名もなき家事は、多くの作業があることを知って、 家族の一人ひとりが名もなき家事を リストアップしてもらいたいですね。家庭生活において、 家族の一員としての役割を自分 自身で考え、助け合ってほしいですね。

Q:最後に男女共生推進課から一言お願いします。

名もなき家事も家事として女性がするものであるという意識はありませんか?これは固定的性別役割分担意識と言われ、 日々の暮らしの中で無意識のうちに浸透し、 自分がそのような意識を持っていることに気づかない場合があります。 男女共生推進課では、男女平等意識の理解が浸透するように取り組んでいます。

Q: 例えばどんなものがありますか?

例えば、和歌山市の市報わかやまに各月でコラムを載せたり、講習会を行っています。

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【お問い合わせ先】
和歌山市男女共生推進課
073-436-8704

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2021年12月13日

12/13放送 ノロウイルスによる食中毒ついて

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今回は「ノロウイルスによる食中毒」について
和歌山市保健所生活保建課藪修さんに伺います。

食中毒といえば、夏場に起こるイメージがあるかもしれませんが、実際には年中発生しているんですよね。

つい油断しがちなこれからの季節、11月から3月くらいにピークがあり、ノロウイルスによる食中毒が多発します。

ノロウイルスに感染するとどんな症状がありますか?

潜伏期間は24時間~48時間で、 主な症状は下痢発熱・嘔吐等が1~2日間続きます。軽い風邪のような症状になることもあります。 発熱は一般に37-38℃と軽度です。 また、感染しても、症状がない人もいます。

ノロウイルスの感染経路について

ノロウイルスは基本的には経口感染ですので、口から入ってきます。 少量でも発症するので、注意が必要です。 ウイルスの蓄積した二枚貝を加熱不十分な状態で食べたり、感染した人が調理などをして、ウイルスに汚染された食品を食べたりすると感染します。

また、 とても小さなウイルスなので、ウイルスはホコリのように舞い上がることがあります。患者さんの嘔吐物等の処理が不十分だと、 そこからウイルスが舞い上がって食品を汚染したり、直接口に入って感染したりします。

予防のポイントについて

@嘔吐・下痢など、 ノロウイルスにかかったかな?と思ったら、 調理に携わるのは控えましょう。

A食品を扱う方は、 食品に触る前にしっかりと石鹸で手洗いを行ってください。

特に、 トイレに行った後や、 患者さんの嘔吐物を処理した後などは入念に手を洗ってくださ い。 最近は新型コロナウイルス感染症のための手指をアルコール消毒する機会も多いと思いますが、 アルコールはコロナウイルスには有効ですが、ノロウイルスには効果がありません。 手指からのノロウイルス感染防止には消毒ではなく、手洗いが重要です。

B感染源はカキなどの二枚貝だけではありません。 食品はよく加熱してから食べましょう。85℃~90℃で90秒以上が目安です。

C 調理器具はよく消毒してから使いましょう。ノロウイルスに対して、アルコール消毒はあまり効果がありません。 塩素消毒や熱湯消毒を行いましょう。

最後に市民の皆さんへメッセージ。

最後にノロウイルスの症状は数日で回復しますが、体調回復後もウイルスは排出され続けます。
症状が無いと感染しているという自覚が無いため、知らないうちに感染源となり、感染を広げてしまう恐れがあることも知っておいていただき、手洗いや加熱など基本的な予防対策を心掛けてください。

【お問い合わせ先】
和歌山市保健所生活保健課
073‐488‐5111
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